上境駅

上境駅について

上境駅（かみさかいえき）は、長野県飯山市大字一山に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）飯山線の駅です。長野方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅で、かつては島式ホーム1面2線と貨物ホーム1面1線が存在しましたが、現在は駅舎側の線路と貨物ホームの線路は撤去されています。

歴史

上境駅は、1923年（大正12年）7月6日に飯山鉄道の駅として開業しました。当初は「上境駅」という名称でしたが、1934年（昭和9年）に「野沢温泉駅」に改称されました。しかし、1944年（昭和19年）に国有化され、国鉄飯山線の駅となった際に再び「上境駅」に戻されました。

1970年（昭和45年）には貨物の取り扱いが廃止され、1982年（昭和57年）には荷物扱いも廃止されました。同時に駅員が配置されなくなり、簡易委託駅となりました。1987年（昭和62年）には国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。2006年（平成18年）には簡易委託が解除され、完全な無人駅となり、その後すぐに現在の待合所へと改築されました。

駅構造

現在の駅は、単式ホーム1面1線のみのシンプルな構造です。かつては島式ホームと貨物ホームがありましたが、現在は撤去されています。かつては常備券や補充券を発売する簡易委託駅でしたが、2006年7月以降は無人化されました。管理駅は飯山駅です。

利用状況

長野県統計書によると、上境駅の1日平均乗車人員は以下の通りです。

2006年度：20人
2009年度：22人
2010年度：18人
2011年度：14人



利用者は少ないものの、地域住民にとって重要な交通手段となっています。

駅周辺

駅周辺には、千曲川が流れ、国道117号や長野県道353号野沢上境停車場線が通っています。また、湯滝橋や日帰り温泉入浴施設である「いいやま湯滝温泉」も近くにあります。

バス路線としては、飯山市予約型乗合タクシー「菜の花タクシー」の上境駅停留所があり、岡山下段線（西大滝–飯山市街地）が利用できます。

その他

上境駅は、かつて野沢温泉への中継地として栄えた時期があり、簡易委託駅時代の受託者は、渡船時代からの駅前商店でした。現在では、静かな無人駅として、地域の人々の生活を支えています。

隣の駅は、飯山線で戸狩[[野沢温泉駅]]と上桑名川駅です。

外部リンク

駅の情報（上境駅）：JR東日本

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