戸狩野沢温泉駅

戸狩野沢温泉駅について

戸狩野沢温泉駅（とがりのざわおんせんえき）は、長野県飯山市大字照里に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）飯山線の駅です。この駅は、戸狩温泉へのアクセス拠点として重要な役割を担っています。飯山線の長野県側における運転上の要衝であり、当駅を始発・終着とする列車が多数運行されています。

概要

当駅は、飯山線における運行上の重要なポイントです。豊野方面へは比較的多くの列車が運行されており、1時間に1本から1時間30分に1本程度の頻度で運行されています。一方、十日町方面へは1日に8往復のみの運行となっています。また、当駅を通過する列車では、車両の増結や分割作業が行われることがあります。夜間には、2本の列車が駅構内で滞泊します。

以前は、野沢温泉への玄関口としての役割も担っていましたが、2015年の北陸新幹線金沢延伸開業以降、野沢温泉へのバス路線は飯山駅発着となり、当駅からのバス路線は全て廃止されました。駅名が6文字と長いため、駅の掲示時刻表などでは旧駅名の「戸狩」と略して表記されることもあります。

歴史

• - 1923年（大正12年）7月6日：飯山鉄道の駅として「戸狩駅」が開業。
• - 1944年（昭和19年）6月1日：国有化され、運輸通信省（後の日本国有鉄道）飯山線の駅となる。
• - 1970年（昭和45年）10月1日：貨物の取り扱いを廃止。
• - 1982年（昭和57年）10月31日：業務委託駅となる。
• - 1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
• - 1987年（昭和62年）3月1日：「戸狩野沢温泉駅」に改称。
• - 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
• - 1993年（平成5年）8月：駅舎改築工事が開始。
• - 1993年（平成5年）12月：現在の駅舎が完成。
• - 1996年（平成8年）秋：駅舎と駅西側を結ぶ自由通路が完成。
• - 1997年（平成9年）12月：駅西側に西口広場が完成。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅舎からホームへは構内踏切を利用して移動します。駅構内には留置線があります。駅舎は1993年に改築された鉄骨造2階建てで、総工費は1億3,000万円に上りました。このうち1億円は地元の商工会議所が負担しています。

飯山駅が管理する直営駅であり、みどりの窓口と自動券売機が設置されています。かつては駅構内にKIOSKも営業していました。

のりば

利用状況

JR東日本によると、2023年度の1日平均乗車人員は126人です。

2000年度以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅周辺には以下の施設や観光地があります。

• - 戸狩温泉・戸狩温泉スキー場：駅からは少し離れていますが、3つ隣の飯山駅からバスが運行されています。
• - 飯山市立戸狩小学校
• - 常盤郵便局
• - 千曲川
• - 国道117号
• - 野沢温泉・野沢温泉スキー場：千曲川の対岸に位置し、車で約20分です。こちらも飯山駅からバスが運行されています。

バス路線

駅前には長電バスの戸狩野沢温泉駅停留所があります。また、飯山市のデマンドタクシー「菜の花タクシー」も利用できます（事前予約制）。かつては、のざわ温泉交通による野沢温泉方面への路線バスがありましたが、2015年3月31日をもって運行を終了しました。

• - 小境線：飯山駅行き
• - 温井線：飯山駅 / 柄山行き

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■飯山線

臨時快速「おいこっと」停車駅

• - 信濃平駅 - 戸狩野沢温泉駅 - 上境駅

脚注

出典

関連項目

• - 日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

• - 駅の情報（戸狩野沢温泉駅）：JR東日本

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