上安駅

上安駅について

上安駅（かみやすえき）は、広島県広島市安佐南区上安二丁目に位置する広島高速交通のアストラムラインに属する高架駅です。この駅は、動物公園口という副駅名でも知られています。駅の周囲には多くの施設やアクセスが整っており、地域の交通の要所となっています。

歴史

この駅の歴史は、悲劇的な事故から始まります。1991年3月14日、駅の建設中に橋桁が落下するという事故が発生し、15人が命を失い、8人が負傷するという痛ましい結果をもたらしました。この事件は、広島新交通システム橋桁落下事故として記憶されています。これを経て、1994年8月20日に上安駅は正式に開業しました。その後、1999年には急行列車の停車駅となり、多くの利用者にとって重要な拠点として機能するようになりました。

2004年にはダイヤ改正により急行列車が廃止され、一時的にその地位を失いましたが、翌年には業務委託駅としての運営が始まります。2009年にはPASPYが導入され、2015年には構内放送と発車標が他の主要駅と同様に更新され、利用者にとってより快適な環境が整えられました。

駅構造

上安駅は、島式ホームを持つ高架駅であり、ホームは1面2線となっています。改札口や券売機はホームから1フロア下の部分に設置されており、利便性が考慮されています。駅のシンボルカラーは紫色で、これにより駅の識別が容易になっています。

利用状況

この駅の利用状況は、広島市の統計書によって示されています。アストラムラインでは、年間の乗車総数と降車総数が公表されており、1日あたりの平均乗車人数もデータとして提供されています。数字は約1,000人単位で丸められており、誤差が含まれることに留意する必要があります。

駅周辺

上安駅の周辺には、便利なバスターミナルや複数のATMが存在し、地域の金融機関が集まっています。また、広島市立まんが図書館や慰霊碑、フタバ図書GIGA上安店などの文化的な施設も点在しており、住民や訪問者にとって魅力的なエリアと言えます。通りの両側には広島銀行や信用金庫、郵便局といった生活関連の施設もあり、非常に利便性が高いです。

バス路線

上安駅を起点に多くのバス路線が運行され、広島市内及び周辺地域へアクセスしやすいことも特徴です。特に広電バスやさまざまな路線があり、動物公園や高校などへの直行便も運行されています。これにより、上安駅は地域の交通のハブとしての役割を果たしています。

隣接駅

上安駅の隣には、安東駅と高取駅があり、アストラムラインの重要な接点となっています。このように上安駅は、地域の交通や文化の中心として、幅広く利用され続けています。

おわりに

上安駅は、その厳しい歴史を背負いながらも、多くの利用者に支持される駅へと成長しました。便利な交通アクセスと地域の多様な施設が揃ったこの場所は、今後もますます重要な役割を果たしていくことでしょう。

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