上市場駅

上市場駅

上市場駅（かみいちばえき）は、静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川に所在する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。

駅の特徴

飯田線の中でも特に駅間距離が短いことで知られており、隣の出馬駅とはわずか0.6kmしか離れていません。

歴史

上市場駅は、その歴史の中でいくつかの変遷を経験しています。

1935年（昭和10年）6月12日：三信鉄道の三信上市場停留場として開業。
1943年（昭和18年）8月1日：三信鉄道が国有化され飯田線の一部となった際に、一旦廃止されました。
1946年（昭和21年）12月1日：国鉄飯田線の上市場駅として再開業。旅客駅として再び利用されるようになりました。
開業当初は、東海道本線浜松～名古屋間、飯田線の各駅、中央本線上諏訪～塩尻間、松本駅を発着する旅客のみが利用可能でした。
1952年（昭和27年）12月2日：旅客取扱制限が撤廃され、より多くの人が利用できるようになりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東海の駅となりました。

駅構造

駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、中部天竜駅が管理する無人駅です。

利用状況

2021年度（令和3年度）の1日平均乗車人員は9人と、利用者は少ない状況です。

過去のデータを見ると、1993年度（平成5年度）以降の乗車人員の推移が記録されていますが、2001年度から2006年度のデータは非公開となっています。

駅周辺

駅の周辺には、以下のような施設や観光スポットがあります。

相川
浜松市佐久間瞑想館・弓道場

かつては「さくま自然休養村」として観光開発が行われていましたが、2015年に宿泊施設を含む休養村は廃止されました。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速

通過

■普通

東栄駅 - 出馬駅（※） - 上市場駅 - 浦川駅

※ 一部の列車は出馬駅を通過します。

参考文献

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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