上甑村

上甑村（かみこしきむら）

概要

上甑村は、かつて鹿児島県の甑島列島に位置していた村です。薩摩郡に属し、上甑島の一部と中甑島の全域を管轄していました。2004年、川内市をはじめとする周辺の町村との合併により、現在は薩摩川内市の一部、上甑地区となっています。

地理

上甑村は、甑島列島の北中部に位置し、上甑島の一部と中甑島全体から構成されていました。村内には、中甑、江石、中野、小島、瀬上、桑之浦、平良といった大字があり、これらの大字は合併後、薩摩川内市上甑町として継承されています。1891年までは大字里も存在しましたが、里村として分立しました。

歴史

上甑村の歴史は、1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により始まります。この時、上甑村が正式に成立しました。その後、1891年（明治24年）8月8日には、上甑村の一部が分立し、里村が誕生しました。上甑村は、2004年（平成16年）10月12日、川内市、樋脇町、入来町、東郷町、祁答院町、里村、下甑村、鹿島村と合併し、薩摩川内市の一部となりました。この合併により、上甑村としての歴史は幕を閉じました。

教育

村内には、以下の公立学校がありました。

中学校
上甑中学校
小学校
中津小学校
平良小学校
浦内小学校

これらの学校は、現在も薩摩川内市の教育機関として地域を支えています。

交通

上甑村には、以下の交通網がありました。

道路
鹿児島県道348号桑之浦里港線
鹿児島県道351号鹿島上甑線
鹿児島県道352号瀬上里線
航路
甑島商船：中甑港

これらの道路や航路は、現在も島内の交通を支える重要な役割を果たしています。

名所・旧跡

上甑村には、以下のような名所や旧跡がありました。

長目の浜
甑大明神橋
かのこ大橋
県民レクリエーション村
観光遊覧船

これらの場所は、自然の美しさや歴史的な価値を持ち、観光客にも人気があります。

関連項目

鹿児島県の廃止市町[[村]]一覧

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