上落合信号場

上落合信号場（かみおちあいしんごうじょう）

上落合信号場は、北海道空知郡南富良野町字落合にある北海道旅客鉄道（JR北海道）石勝線の信号場です。電報略号はカイ。事務管理コードは▲110459。

歴史

1966年（昭和41年）9月30日：根室本線落合駅 - 新得駅間の線路付け替えに伴い新設されました。開設当初より無人の信号場として、CTC-2型による広内信号場からの集中制御が行われていました。
1971年（昭和46年）5月1日：根室本線CTC-4型が当信号場 - 昭栄信号場間に導入され、釧路CTCセンターからの遠隔制御が開始されました。
1974年（昭和49年）11月：石勝線開業に伴い、構内改良工事が着工されました。当初より石勝線の分岐を想定して建設されましたが、地質上の問題から安全側線の設置が困難であったため、運転取扱規程の改定に伴い、新得方の単線断面部を拡幅し、待避線を延長する工事が行われました。
1978年（昭和53年）3月：構内改良工事が完了しました。
1981年（昭和56年）10月1日：石勝線が開業しました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道に継承されました。
1994年（平成6年）4月1日：根室本線における釧路支社と本社鉄道事業本部の境界が、布部駅から当信号場手前に変更されました。
1994年（平成6年）度：石勝線・根室線高速化工事に伴い、分岐器が弾性分岐器に交換されました。
2024年（令和6年）4月1日：根室本線富良野駅 - 新得駅間の廃止に伴い、当信号場 - 新得駅間が石勝線の単独区間となり、根室本線の信号場としての役割を終えました。

構造

新狩勝トンネルの落合方入口から約170mの地点に位置し、2線を有する単線行き違いの信号場です。かつては根室本線富良野方面への分岐点としての機能も有していました。
配線は、下側が1番線、上側が2番線となっており、どちらの線路も上下列車が使用可能です。通常は1番線が優先的に使用されます（1線スルー）。

管轄

JR北海道釧路支社が管轄しています。
本社鉄道事業本部と釧路支社の支社境界となる信号場であり、石勝線南千歳方面は本社直轄となります。釧路支社管内では、唯一上川総合振興局管内に存在する設備です。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■石勝線

トマム駅 (K22) - （串内信号場） - （上落合信号場） - （新狩勝信号場） - （広内信号場） - （西新得信号場） - 新得駅 (K23)

かつて存在した駅・施設

■根室本線

落合駅 (T37) - （上落合信号場） - （※） - 新得駅 (K23)

※の区間は石勝線に同じ。当信号場で根室本線と石勝線が合流し、当信号場 - 新得駅間は根室本線と石勝線の重複区間でした。

脚注

[脚注の記述] (必要に応じて追加)

関連項目

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