富良野駅

富良野駅：ラベンダーの香りが漂う北の大地のターミナル

富良野駅は、北海道富良野市日の出町に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）と日本貨物鉄道（JR貨物）の鉄道駅です。事務管理コードは▲130410、JR北海道の駅番号はT30。

概要

根室本線と富良野線が乗り入れる駅として、かつては道東方面への特急「おおぞら」や急行「狩勝」が停車していました。2024年の根室本線の一部区間廃止により、実質的な行き止まり式終着駅となっています。現在は、観光シーズンに札幌駅を結ぶ臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」が運行され、多くの観光客に利用されています。

歴史

富良野駅は、1900年に下富良野駅として開業しました。その後、駅名改称や機関庫の設置、国有鉄道への移管などを経て、1974年に現在の駅舎に改築されました。石勝線の開通や貨物取扱の廃止、再開など、時代の変化とともにその役割を変えてきました。

1900年：下富良野駅として開業
1942年：富良野駅に改称
1974年：現駅舎に改築
1981年：石勝線開通に伴い列車削減
1986年：貨物取扱い廃止
1987年：国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる
2024年：根室本線の一部区間廃止

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、跨線橋でホーム間を移動します。みどりの窓口や話せる券売機、立ち食いそば・うどん店などの施設があり、旅行者にとって便利な駅となっています。かつては売店もありましたが、2016年に閉店しました。

のりば

2・3番線が根室本線、4・5番線が富良野線で使用されています。ただし、信号設備の都合上、一部制限があります。

貨物駅

旅客駅西口の北側に位置し、コンテナ貨物の取扱駅として機能しています。主に農産物を取り扱い、季節によって取扱量が大きく変動します。札幌貨物ターミナル駅までトラック便が運行されるほか、収穫期には臨時高速貨物列車が設定されます。

利用状況

旅客数は観光シーズンを中心に変動し、貨物取扱量も農産物の収穫量に左右されます。詳しいデータは以下の通りです。

旅客数推移（省略）
貨物輸送量推移（省略）

駅周辺

富良野市の中心部に位置し、富良野文化会館や富良野市役所、富良野高校など、様々な施設へのアクセスに便利です。また、「コンシェルジュ フラノ」や「フラノマルシェ」などの観光スポットも徒歩圏内にあります。

富良野文化会館
富良野市役所
富良野高校
コンシェルジュ フラノ
フラノマルシェ

バス路線

駅前にはバス停留所があり、市内線や旭川・札幌方面へのバスが運行されています。また、占冠村営バスや都市間高速バスも利用可能です。

隣の駅

JR北海道 根室本線：野花南駅 - 富良野駅 - 布部駅 (廃止)
JR北海道 富良野線：中富良野駅 - 富良野駅

まとめ

富良野駅は、富良野観光の拠点として、また地域住民の生活を支える駅として、重要な役割を果たしています。駅を降りると、ラベンダーの香りが漂い、雄大な自然が広がります。ぜひ一度、富良野駅を訪れてみてください。

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