上郷駅

上郷駅の詳細

上郷駅（かみごうえき）は、山口県山口市小郡新町五丁目に所在する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山口線の駅です。この駅は、1914年11月2日に開設され、当初は山口県吉敷郡小郡町上郷という地名を持っていました。歴史を振り返ると、この駅は時代と共に地域名が何度か変更されており、1944年には山口市（第2次）の成立に伴い、所在地表示が今の山口市小郡上郷に改められました。

1949年には、一部地域が分立して小郡町が再設立され、所在地表示が再び変更されました。その後、1986年には無人駅に指定され、1987年には国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。また、2005年には新たに山口市（第3次）が成立したことで、現在の所在地表示が確定しました。2013年には住居表示の変更が行われ、正式な住所が現在の形となりました。

駅の構造

上郷駅は地上駅で、益田方面に向かって左側に単式のホームを1面1線持っています。駅舎は益田寄りに位置しており、現在は信号待ちの無人駅です。駅舎内には自動券売機が設置されているため、乗客は簡単に切符を購入することができます。また、2006年12月には便所がバリアフリー対応となり、利用者への配慮がなされています。

利用状況

ここ数年の上郷駅の利用者数は一定の変動がありますが、詳細な統計データは定期的に更新され、地元の交通状況を示す重要な指標となっています。

駅周辺

上郷駅は国道9号と椹野川に挟まれた地点に位置しており、駅前には広場があります。また、国道9号に接する形で、交通の要所となっています。近くには中国自動車道小郡ICがあり、国道9号と県道28号小郡三隅線が交差する新町交差点にも近接しています。

駅の裏手には椹野川が流れ、周辺にはほとんど人家が見当たりませんが、北側にはみらい町や光が丘、ヴェルコリーナ山口といったニュータウンが広がっており、周辺地域の発展を見届けています。小郡ICに近いため、幾つかのロードサイド店舗も立ち並んでいます。

近隣施設

近隣には山口市立上郷小学校や山口学芸大学、光が丘、ウェスタまるき小郡店に中郷八幡宮などがあります。これらの施設は上郷駅からのアクセスが良いため、多くの人々が利用しています。椹野川の自然豊かな風景とともに、地域の教育機関や商業施設は、このエリアの生活を豊かなものにしています。

バス路線

駅前には防長交通のバス停が設けられており、湯田温泉や山口、宮野、仁保方面へのアクセスが可能です。さらに、当駅から約4分の距離には新町行きのバスも運行されており、幅広い移動手段が利用できます。

隣の駅

上郷駅の隣には西日本旅客鉄道（JR西日本）の山口線があり、周防下郷駅と仁保津駅が位置しています。このように上郷駅は地域の交通網の重要な一部を成しています。

上郷駅は便利な交通手段を提供しつつ、地域の歴史や文化とも深く関わる場所です。今後もこの駅が地域に貢献し続けることが期待されます。

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