上野町 (横浜市)

神奈川県横浜市中区上野町の詳細

上野町は、横浜市中区の中央部に位置する町名で、1丁目から4丁目までが存在します。住居表示は未実施で、各丁目は地理的な特徴を持っています。南西部の1丁目は本牧通り沿いに広がり、商店街が賑わっています。南東部の2丁目も同様に本牧通りに面し、横浜北方郵便局が設置されています。中部の3丁目、そして北部の4丁目へと続いており、4丁目の北端は横浜市立元街小学校の敷地にかかっています。

地理と交通

上野町は、北に山手町、東に千代崎町および本郷町、南に西之谷町、西に大和町・麦田町・妙香寺台と隣接しています。本牧通りは、1丁目と2丁目を東西に貫き、地域を代表する幹線道路です。かつては横浜市電が走っていましたが、廃止後は路線バスが主要な交通手段となっています。町内には、本牧通り沿いの「上野町」バス停と、港の見える丘公園方面へ向かうビアザケ通り沿いの「妙香寺前」バス停があります。

地価

2024年1月1日時点の公示地価では、上野町2丁目89番の地点で1平方メートルあたり34万円となっています。これは、この地域が住宅地として一定の価値を持っていることを示しています。

歴史

上野町は、かつて久良岐郡北方村の一部でした。1873年（明治6年）に県による街並み整備によって成立し、1889年（明治22年）に横浜市に編入されました。1927年に中区の一部となり、1928年に山手町と北方町の一部を編入して1丁目から4丁目が設けられました。1936年にも同様に編入が行われています。

上野という地名は古く、『新編武蔵風土記稿』の北方村の項にも記述が見られます。地名研究者の分析では、「上野」は断崖上の平原丘や、狩猟に適した平山の続く地を指す可能性があるとされています。これは、この地域が歴史的に自然環境と深く結びついていたことを示唆しています。

人口と世帯数

2024年3月31日現在、上野町の世帯数と人口は横浜市によって発表されています。
人口の変遷については、国勢調査による推移が記録されており、時代の変化とともに人口がどのように変動してきたかを把握することができます。同様に、世帯数の変遷についても国勢調査に基づくデータが存在します。

学区

上野町に住む児童・生徒が通う市立小・中学校の学区は、2021年8月時点で定められています。これにより、子供たちがどの学校に通うかが明確になっています。

事業所

2021年の経済センサス調査によれば、上野町内の事業所数と従業員数に関するデータが公表されています。これにより、町内の経済活動の状況を知ることができます。また、経済センサスに基づく事業者数の推移や、従業員数の推移も記録されています。

施設

横浜北方郵便局

日本郵便が運営
郵便番号：231-0842（集配局：横浜港郵便局）

警察

上野町の警察管轄区域は、地域によって異なります。

その他

上野町という地名は、他にもいくつかの場所で見られます。詳細については「上野町 (曖昧さ回避)」を参照してください。

参考文献

『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。
横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。
『県別マップル14 神奈川県道路地図』（第6版）昭文社、2016年、18頁。ISBN 978-4-398-62683-7。
「北方村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ77久良岐郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763986/25。

この情報を通じて、横浜市中区上野町の地理、歴史、経済、生活環境についての理解を深めることができます。

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