千代崎町

千代崎町（ちよざきちょう）

概要

千代崎町は、神奈川県横浜市中区に位置する町名です。1丁目から4丁目までの字丁目が設けられており、住居表示は未実施です。面積は約0.109平方キロメートルです。

地理

横浜市中区の中央部に位置し、根岸台地と山手台地の間に挟まれた、千代崎川沿いの低地に広がっています。西から1丁目、2丁目、3丁目、4丁目と並んでいます。

西側と北側は山手町、北西の一部は諏訪町、東側は北方町、南側は本郷町、南東側は上野町に接しています。

町の西側、山手町と上野町の境界線にある道は、明治初期に存在したブルワリーにちなんで「ビアザケ通り」と呼ばれています。東側には、見晴通りが南北に走り、見晴隧道を通って本牧通りと接続しており、新山下方面へのアクセスを担っています。

2丁目から4丁目の南端には、かつて千代崎川が流れていましたが、昭和30年代に暗渠化され、現在は道路となっています。

町内は主に住宅地で、2丁目にはスーパー銭湯「本牧ゆあそび館」があります。鉄道は通っていませんが、本牧通りを通る路線バスが主要な交通手段です。

本牧通りには「千代崎町」のバス停がありますが、所在地は本郷町です。その他、ビアザケ通りを経由して山手駅と港の見える丘公園、桜木町駅を結ぶ横浜市営バスや、見晴通りを経由して桜木町駅・伊勢佐木長者町駅と横浜市立みなと赤十字病院を結ぶフジエクスプレス横浜タウンバスも運行されています。

地価

住宅地の地価は、2024年1月1日の公示地価によると、千代崎町1丁目25番39の地点で43万円/m²となっています。

歴史

千代崎町は、かつての久良岐郡北方村の一部であり、1873年（明治6年）に県によって街並みが整備された際に誕生しました。

1889年（明治22年）に横浜市に編入され、1927年に区制施行により中区の町名となりました。

1870年（明治3年）には、ウィリアム・コープランドによって設立されたビール工場「スプリングバレー・ブルワリー」（現在のキリンビール）がありましたが、1923年の関東大震災で倒壊し、鶴見区生麦に移転しました。工場跡地のうち、千代崎町にかかる部分は「キリン園公園」として児童公園となり、「麒麟麦酒開源記念碑」が建てられました。

世帯数と人口

2024年3月31日現在、横浜市発表による世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数：データなし
人口：データなし

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2023年4月時点）。

小学校：データなし
中学校：データなし

事業所

2021年の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数は以下の通りです。

事業所数：データなし
従業員数：データなし

その他

日本郵便

郵便番号：231-0864（集配局：横浜港郵便局）

警察

管轄区域：データなし

参考文献

『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。
横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年12月。
* 『県別マップル14 神奈川県道路地図』（第6版）昭文社、2016年、18頁。ISBN 978-4-398-62683-7。

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