並柳 (松本市)

並柳（なみやなぎ）

松本市の南東部に位置する並柳は、田川と牛伏川という二つの川に挟まれた地域です。東には中山がそびえ、その先端は弘法山と呼ばれています。中山は丘陵地のように見えますが、学術的には山に分類されます。地域の北部にある並柳交差点は、浅間温泉方面からのやまびこ道路が大きく曲がる地点で、市内でも特に交通渋滞が頻発する場所として知られています。

かつてはセロリの一大産地として一面にセロリ畑が広がっていましたが、近年急速な宅地化が進み、現在ではその面影はほとんど残っていません。やまびこ道路沿いや並柳小学校前の通りには、郊外型の専門店が立ち並んでいますが、基本的には住宅地としての性格が強い地域です。県営並柳団地は、高度経済成長期の人口増加に対応するために建設された大規模団地で、松本バスターミナルからはアルピコ交通バスの並柳団地線が運行されています。

歴史

江戸時代には、並柳村（波柳、次柳とも表記された）として存在していた時期や、塩ノ崎村と合併して並柳・塩ノ崎村として存在していた時期、そして並柳村と塩ノ崎村に分かれて存在していた時期がありました。現在も塩ノ崎は俗地名として地域住民に親しまれています。

1994年（平成6年）2月28日に住居表示が実施され、現在の町名となりました。

世帯数と人口

2018年（平成30年）10月1日時点での世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛します。必要であれば、最新の公式統計データをご参照ください。）

施設

弘法山古墳
松本市立並柳小学校
県営並柳団地
松本市並柳運動広場
* 松本並柳簡易郵便局


並柳は、歴史と自然、そして都市機能が調和した地域であり、今後も松本市にとって重要なエリアであり続けるでしょう。

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