中央通り (盛岡市)

中央通りについて

中央通りは、岩手県盛岡市の中心部を東西に走る主要な道路であり、国道455号と岩手県道1号盛岡横手線の一部区間にあたります。具体的には、盛岡市役所前から盛岡地方裁判所前を経て、梨木町に至る区間を指します。このうち、盛岡地裁前から長田町交差点手前までの沿道は「中央通」という地名でも知られています。

沿道の様子

中央通りの沿道には、盛岡地区合同庁舎や岩手県庁といった官公庁が集まる官庁街が形成されています。また、銀行や大手企業の支店なども数多く立地しており、盛岡のビジネスの中心地としての役割を担っています。

区間詳細

起点: 盛岡市内丸（盛岡市役所・盛岡東警察署前）
終点: 盛岡市梨木町（盛岡市道北山梨木町線との交点）
* 管理者: 岩手県県土整備部道路環境課

特徴

中央通りは、盛岡の主要なイベントである「盛岡さんさ踊り」の会場となることで有名です。毎年8月1日から4日にかけて、市役所前丁字路から中央通り二丁目交差点までの区間で盛大に開催され、この期間中は排水性舗装が施されます。また、夕顔瀬橋までの区間は、2003年までに電線が地中化され、歩道には融雪装置も設置されているため、冬場でも快適に歩行することが可能です。

交通規制に関しては、朝夕のラッシュ時には、夕顔瀬橋から盛岡市役所前までの東行き車線でバスレーン規制が行われます。午前7:30から9:00、午後17:00から18:30の時間帯は、路線バス、タクシー、ハイヤー以外の車両は通行が禁止されます。かつては歩道側の車線が赤く舗装されていましたが、排水性舗装への切り替えとともに通常の色に戻されました。また、梨木町と中央通り二丁目交差点では、バスレーン規制時間帯に、路線バスとタクシーが太田橋や盛岡駅方面から市役所方面へ右折する場合に限り、歩道側（左）の車線からの右折が認められています。

未完の計画

都市計画道路としては、中央通りは梨木町を超え、館向町（国道4号との交点）まで片側2車線で整備される予定でした。しかし、JR山田線の線路が障壁となっていることや、地権者との交渉が難航していることから、国道4号への直接接続は現状では難しい状況です。

中央通りは、盛岡の歴史と文化、経済を支える重要な道路であり、市民生活に欠かせない存在です。

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