中江元哉

中江元哉の経歴

中江元哉（なかえ もとや）は、1961年4月24日に大阪府で生まれました。大阪教育大学附属高校天王寺校舎を卒業後、東京大学法学部第2類（公法コース）に進学し、1984年4月に大蔵省に入省しました。

大蔵省・財務省でのキャリア

入省後、中江氏は理財局国有財産総括課を皮切りに、関税局、主税局、主計局といった各部署で様々な役職を歴任しました。特に、税制や予算編成といった国の財政を根幹から支える業務に長く携わりました。

• - 1984年： 大蔵省入省、理財局国有財産総括課
• - 1988年： 関税局総務課企画係長
• - 1989年： 弘前税務署長
• - 1990年： 関税局監視課課長補佐（総括）
• - 1993年： 大阪国税局総務部総務課長
• - 1994年： 主税局税制第一課課長補佐（法人税）
• - 1995年： 主税局総務課課長補佐（総務）
• - 1996年： 主計局法規課課長補佐（第一）
• - 1997年： 主計局主計官補佐（文部第一、二係主査）
• - 2001年： 財務省大臣官房信用機構課機構業務室長
• - 2002年： 金融庁監督局総務課監督企画官
• - 2004年： 金融庁監督局総務課金融危機対応室長

2000年代には、内閣官房長官秘書官や主計局主計企画官（財政分析担当）、主計局調査課長などを務め、政府の中枢で活躍しました。2009年には主税局税制第一課長、2010年には主税局総務課長に就任し、税制改正の最前線を担いました。その後も大臣官房審議官（主税局担当）や内閣総理大臣[[秘書官]]事務取扱など、重要な役職を歴任しています。

• - 2007年： 主計局主計企画官（財政分析担当）
• - 2007年： 主計局調査課長
• - 2008年： 主計局主計官（公共事業総括、公共事業係担当）
• - 2009年： 主税局税制第一課長
• - 2010年： 主税局総務課長
• - 2012年： 大臣官房審議官（主税局担当）
• - 2012年： 安倍晋三内閣総理大臣[[秘書官]]事務取扱

2018年7月には関税局長に就任し、2020年7月に財務省を退官しました。長年にわたる官僚としての経験と実績は、税制や財政政策の分野で大きな影響を与えました。

オリックス銀行でのキャリア

退官後の2021年1月にはオリックス銀行の顧問に就任、同年6月には取締役兼執行役員副社長（経営企画部担当）に就任しました。2023年4月には取締役兼執行役員副社長（IT統括部・デジタル新規事業部・ビジネスサポート部担当）となり、金融業界での新たなキャリアをスタートさせています。

• - 2021年： オリックス銀行顧問
• - 2021年： オリックス銀行取締役兼執行役員副社長（経営企画部担当）
• - 2023年： オリックス銀行取締役兼執行役員副社長（IT統括部・デジタル新規事業部・ビジネスサポート部担当）

大蔵省同期

中江氏と同期入省の大蔵官僚には、以下のような人物がいます。

美並義人（東京国税局長、財務総合政策研究所長など）
西田安範（防衛審議官、防衛省整備計画局長など）
北村信（関東財務局長、内閣府沖縄振興局長）
垣水純一（税務大学校長、関東信越国税局長）
宮崎成人（国際復興開発銀行特別代表）
御園生功（関東信越国税不服審判所長など）

これらの同期入省の官僚たちも、各分野で日本の発展に大きく貢献しています。

中江元哉氏は、官僚としての豊富な経験と知識を活かし、現在は民間企業でその手腕を発揮しています。今後の活躍にも注目が集まります。

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