中道勝士

中道 勝士のプロフィール

中道 勝士（なかみち かつし）は、1994年4月30日に奈良県北葛城郡上牧町で生まれた元プロ野球選手であり、現在は焼肉店の店長として活躍しています。彼は右投左打の捕手として知られ、日本プロ野球（NPB）の育成選手としてオリックス・バファローズに所属していました。

野球キャリア

プロ入り前

中道は中学時代から野球に打ち込み、AA世界野球選手権大会では日本代表に選出されるほどの実力を持っていました。智辯学園高校に進学後は、同級生の青山大紀とバッテリーを組み、夏の選手権大会では近藤健介らを相手に逆転勝利を果たすなど、彼の名を広める活躍をしています。高校3年生時には春の選抜に出場し、夏の大会でも日本代表として世界の舞台に立つ貴重な経験を得ました。

このような実績を背景に明治大学へ進学するものの、正捕手を争う選手たちの中でなかなか出番が巡ってこなかったことがハンディとなり、プロ入りの際は育成選手としてオリックスから指名を受けます。

オリックス・バファローズ時代

中道は2016年にオリックス・バファローズに入団しますが、直後に潰瘍性大腸炎という病を抱えていることが判明しました。この病気により体調が予想以上に辛く、実際のプレーは限られたものであり、2017年には5試合にしか出場できませんでした。最終的には2017年10月に戦力外通告を受け、育成選手としての道を終えます。

オリックス退団後

オリックス退団後には、自身の力がどれほどのものか不安の中、台湾のウィンタートライアウトや、オーストラリアの独立リーグでのプレーを求めました。2019年には関西独立リーグの堺シュライクスに入団し、ほぼ全試合に出場する活躍を見せましたが、この年をもって選手生活を終える決断をしました。

引退後の活動

中道は2019年に現役を引退した後、堺シュライクスが運営する焼肉店「焼肉しょう」の初代店長として新たな一歩を踏み出しました。彼は短期間で焼肉の修行を積み、2020年1月に本格オープンを果たしました。今では店長としての経験を生かし、精肉販売の免許も取得し運営を行っています。

また、元プロ野球選手としての経歴を活かし、赤星憲広がオーナーを務める中学生硬式野球クラブで育成や指導を行い、その後ノースアジア大学でもコーチを務めるなど、次世代への野球普及にも努めています。

まとめ

中道勝士はプロ野球選手として短いキャリアだったものの、その経験を生かして現在は焼肉店の店長として、地域に根ざした活動を続けています。彼のキャリアは、多くの若い選手たちにとって、やる気と勇気を与えるものとして残ることでしょう。

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