中道連合 (ギリシャ)

中道連合（ギリシア語: Ένωση Κεντρώων、略称：ΕΚ、英語: Union of Centrists）は、ギリシャの中道政党です。党首はヴァシリス・レヴェンティスが務めています。

概要

1992年、ヴァシリス・レヴェンティスによって設立されました。当初の党名は中道・エコロジスト連合（Ένωση Κεντρώων καιΟικολόγων）でした。

中道連合は、1960年代の中道連盟党を思想的な源流としています。エレフテリオス・ヴェニゼロスやゲオルギオス・パパンドレウといったギリシア自由主義政治家の系譜を受け継ぐことを志向しているのが特徴です。

1993年のギリシャ議会総選挙に初出馬して以降、国政選挙や欧州議会選挙に毎回参加し続けました。しかし、長らく得票率は1％以下にとどまっていました。転機となったのは、ギリシャ経済危機が深刻化した2010年以降です。既成政党への不満が高まる中で、中道連合は徐々に支持を増やし、2015年1月の総選挙では過去最高の1.79％の得票を得るに至りました。

その後、緊縮策継続の可否をめぐって国政が大きく混乱する中で、中道連合への支持はさらに拡大しました。2015年9月ギリシャ議会総選挙では、阻止条項である3％を上回る3.43%の得票率を獲得し、9議席を獲得。悲願であった国政進出を果たしました。

しかし、その勢いは長くは続かず、2019年の総選挙では得票率が3%に届きませんでした。その結果、国会における全議席を失い、再び国政の舞台から姿を消すこととなりました。

外部リンク

* antidiaploki (ギリシャ語)

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