ごんごバス

ごんごバス：津山市の地域をつなぐコミュニティバス

ごんごバスは、岡山県津山市で運行されているコミュニティバスです。「ごんご」とは、津山地方の方言で「河童」を意味し、親しみやすい愛称として地域住民に親しまれています。主に津山駅を起終点とした3つの循環線と、各支所と市内を結ぶ3つの支所線の、合計6路線が運行されています。一部路線は、近隣の苫田郡鏡野町や真庭市まで乗り入れています。

概要

ごんごバスの運行は、全路線を中鉄北部バスが担当しています。

運賃は大人200円、小学生以下の子供は100円の均一料金です。ICOCA等の全国相互利用可能な交通系ICカードが利用できます（一部路線を除く）。岡山県共通バスカードや中鉄バス専用バスカード、回数券も利用可能です。ただし、ICOCAへのチャージはバス車内ではできません。チャージできる場所は、津山駅北口広場交通観光案内所内の中鉄北部バス乗車券売場のみです。2024年9月21日からは、JR津山駅の自動券売機でも交通系ICカードへのチャージが可能になります。

他のごんごバス路線へ乗り継ぐ場合は、降車時に乗務員に申し出て乗り継ぎ券を受け取る必要があります。乗り継ぎ券を利用した場合、乗り継ぎ1回につき100円の追加運賃が必要です。

沿革

1999年10月1日：市内循環ごんごバスとして試行運行開始（運行会社：中鉄美作バス）。
2000年10月1日：試行運行終了後、1年間の運行実施。
2001年10月1日：通年運行開始。
2005年10月1日：支所間を連絡する路線としてごんご久米線・ごんご勝北線・ごんご加茂線を新設（運行会社：中鉄バス）。
2010年10月1日：市内循環ごんごバスをごんご東循環線に改称。
2011年4月1日：ごんご東循環線の運行を中鉄美作バスから中鉄北部バスへ移管。
2011年12月21日：ごんご小循環線を新設。
2013年4月1日：津山西循環線をごんごバスに組み込みごんご西循環線に改称。
2017年4月1日：津山駅北口広場の整備に伴い、津山駅バス乗り場発着に変更。
2018年11月1日：ごんご西循環線が鏡野町内に乗り入れを行う実証実験を開始。
2019年10月1日：ごんご西循環線が正式に鏡野町内に乗り入れを開始。
2023年4月1日：東循環線、小循環線、西循環線、久米線の4路線で交通系ICカードICOCAを導入。
2024年2月29日：ごんご倭文・宮部線の運行を休止。

路線

ごんご東循環線：津山駅 - 吹屋町アルネ前 - 大手町 - 観光センター前 - 東新町 - 玉琳 - 東津山駅口 - イオン津山店前 - 津山中央病院 - 高杉団地入口 - 東野介代 - 野介代南 - 志戸部下 - 衆楽園市役所前 - 吹屋町アルネ前 - 津山駅
ごんご小循環線：津山駅 → 津山まなびの鉄道館 → 西横山 → 作陽学園前 → (中略) → 京町 → 津山駅
ごんご西循環線：【津山駅発着便】津山駅 - 吹屋町アルネ前 - 大手町 - 元魚町商店街 - (中略) - 井の口 - 南小口 - 吹屋町アルネ前 - 津山駅
【マルナカ院庄店発着便】（ごんご久米線から直通 - ）マルナカ院庄店 - (中略) - マルナカ院庄店（ - ごんご久米線へ直通）
ごんご久米線：（ごんご西循環線と直通運行 - ）マルナカ院庄店 - 道の駅久米の里 - 千代駅前 - 久米支所前 - 坪井駅前 - 山根 - 美作追分駅
ごんご勝北線：イオン津山店前 - 津山中央病院 - 下押入 - 高野農協前 - 広野小学校前 - 福井 - 田熊会館前 - 野田 - 安井 - 勝北支所 - 市場 - 広戸神社前 - 西中 - 新野桜橋
ごんご加茂線：イオン津山店前 - 津山中央病院 - 下押入 - 高野団地前 - 高倉公民館前 - 草加部 - 綾部 - 堀坂 - 三浦 - 公郷 - 加茂駅前 - 加茂支所 - めぐみ荘

車両

日野・ポンチョ：小循環線・東循環線・西循環線・久米線
* 日野・リエッセ：勝北線・加茂線

各路線には専用車両が用意されており、小循環線用は桜色の可愛らしいデザイン、東循環・西循環線用はマルイのラッピングが施された車両が特徴です。

ごんごバスは、津山市内とその周辺地域を結ぶ、地域住民にとって欠かせない交通手段となっています。

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