久後崎町

久後崎町（くごさきちょう）

久後崎町は、愛知県岡崎市本庁地区に位置する町名です。丁番を持たない単独町名であり、小字が設置されているのが特徴です。岡崎市の西部に位置し、豊かな自然と歴史的な背景を持つ地域です。

地理

久後崎町は岡崎市の西部に位置し、本庁地区の南西に広がっています。

小字

町内には以下の小字が存在します。

字恵藤（えとう）
字キロ（きろ）
字国崎（くにさき）
字郷西（ごうにし）
字郷東（ごうひがし）
字堤下（つつみした）
字中道（なかみち）
字鳩部屋（はとべや）
字本郷（ほんごう）
字本郷南（ほんごうみなみ）
字三島下（みました）
字宮下（みやした）
字宮前（みやまえ）
字薮下（やぶした）
字両神（りょうがみ）

人口

2019年（令和元年）5月1日現在の情報によると、久後崎町の世帯数と人口は以下の通りです。

詳細は省略

人口の変遷については、国勢調査による詳細なデータが存在します。

学区

久後崎町に住む児童・生徒が通う市立小・中学校の学区は以下の通りです。

詳細は省略

歴史

久後崎町の歴史は、額田郡久後崎村の一部を前身としています。

町名の由来

町名は、久後村と国崎村のそれぞれの名前から一文字ずつ取り、「崎」を組み合わせて名付けられました。

沿革

1878年（明治11年）12月28日：久後村と国崎村が合併し、久後崎村が誕生。
1889年（明治22年）10月1日：町村制施行・合併に伴い、額田郡三島村大字久後崎となりました。
1906年（明治39年）5月1日：岡崎町へ編入され、同町大字久後崎となります。
1916年（大正5年）7月1日：市制施行に伴い、岡崎市大字久後崎となりました。
1917年（大正6年）7月1日：久後崎町に改称。
1957年（昭和32年）11月15日：一部が明大寺本町1～3丁目となりました。

萬有製薬岡崎工場

1943年（昭和18年）、万有製薬（現MSD）は三龍社の蚕種工場を買収し、久後崎町字恵藤に久後崎工場を、上六名町字茶の木原（現・上六名3丁目）に上六名工場を設立しました。戦時中、久後崎工場ではボーフラワー、ネスボサン、バンカインなどが製造され、戦後は東京の工場が被災したため、岡崎が生産拠点となりました。1946年（昭和21年）には全国のペニシリン生産量のうち、約半分が万有製薬岡崎工場で生産されるほど重要な拠点でしたが、2006年（平成18年）末に閉鎖されました。

交通

道路

愛知県道293号桜井岡崎線（六名通り）
城見通り

鉄道

名鉄名古屋本線：町内を通過するのみで、駅は存在しません。

施設

岡崎市母子生活支援施設（いちょうの家）
東邦ガス 岡崎営業所
東邦液化ガス 岡崎営業所
熊野神社
無量寺
ファミリーマートドラッグアモス岡崎久後崎町店
ユニマットライフ岡崎営業所

その他

郵便番号：444-0851（集配局：岡崎郵便局）

参考資料

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名体系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 4-582-49023-9。
新編岡崎市史編さん委員会 編『新編岡崎市史 総集編 20』1993年。

関連項目

岡崎市の地名

外部リンク

* 岡崎市役所

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