二葉町 (横手市)

二葉町（ふたばちょう）

二葉町は、秋田県横手市の町名で、郵便番号は013-0019です。2020年10月1日現在の人口は249人、世帯数は118世帯であり、独立した町名として位置づけられています。従来の横手市裏町、下タ町、新町の一部も含まれています。

地理

この町は横手地域の中央部にあり、東は本町、西は横手川を隔てて朝倉町、南は蛇の崎町、北は幸町と接しています。二葉町から国道13号横手バイパスまで結ぶ市道が北境にあり、東側には県道272号御所野安田線、さらに西側は横手川が流れています。全域が住居表示を実施しており、住宅街の中心には秋田刑務所横手拘置支所があります。

二葉町は「横手の雪まつり」の起源とされており、まつりの期間中は「二葉町かまくら通り」が設けられ、多くの観光客が訪れます。全区域は都市計画区域に含まれていますが、区域区分非設定区域で、北端の街道沿いは近隣商業地域に、その他は第一種住居地域と指定されています。

町名の由来

二葉町の名前の由来は、主に旧裏町に由来しています。地元の「双葉少年団」にちなんで名付けられたため、「双」の字は当用漢字表に無いため、「二」で代用されています。

歴史

この地域は、かつて横手城の城下町として栄えました。二葉町は横手川の左岸にあたる地域で、江戸時代から形成され、現在の市街地の一部を成しています。江戸時代中、現在の通りは「裏町」として知られ、表町と対をなす存在でした。享保13年（1728年）の横手絵図によると、表町通りと裏町通りはそれぞれ幅が異なり、当時の地域の交通の様子を伺わせます。一方、裏町には「川端町」が存在し、江戸時代から重要な地域でした。

天仙寺は、この地域の重要な宗教施設であり、1589年に須田盛秀によって建立されました。かつては横手川の氾濫原だったこの地域は、須田氏によって整備が進められ、現在の形へと発展しました。

年表

• - 1909年（明治42年）6月24日: 秋田監獄横手分監が開設。
• - 1965年（昭和40年）4月1日: 住居表示の実施により、現在の二葉町が成立。
• - 1969年（昭和44年）9月15日: スーパーマーケット「よねや 双葉店」がオープン。
• - 1979年（昭和54年）: 同店が幸町に移転。
• - 2005年（平成17年）10月1日: 町名の読み方が「ふたばまち」から「ふたばちょう」に変更。

世帯数と人口

2020年10月1日 時点の世帯数は118世帯、人口は249人です。

小・中学校の学区

市立学校に通う場合、適用される学区は定められています。

交通

町内には駅がなく、最寄り駅は奥羽本線と北上線の横手駅です。また、秋田県道272号御所野安田線が通り、交通の便があります。

施設

• - 天仙寺: 曹洞宗で、本尊は如意輪観音菩薩。
• - 春光寺: 同じく曹洞宗で、本尊は阿弥陀如来。
• - 秋田刑務所 横手拘置支所: 地元の重要な施設の一つです。

二葉町は静かで歴史的な雰囲気を持った地域で、地域の人々や歴史に触れることができる貴重な場所です。

もう一度検索