五郎丸亮

五郎丸 亮

五郎丸 亮（ごろうまる りょう）は、1984年（昭和59年）7月6日に福岡県福岡市で生まれた、日本の元ラグビーユニオン選手です。同じくラグビー選手として国内外で著名な五郎丸歩氏は実弟にあたります。

人物・プレースタイル

主にフッカー（HO）のポジションでプレーしました。このポジションは、スクラムの最前列中央で相手選手と組み合い、ボールをスクラムの中に投入する役割を担うなど、セットプレーにおいて非常に重要な役割を果たします。身長は178cm、体重は95kgと、ポジション特性に応じたしっかりとした体格を持っていました。現役時代にはチームメイトやファンから「ゴロウ」というニックネームで親しまれていました。

経歴

学生時代

ラグビーのキャリアは、まず佐賀県立佐賀工業高等学校でスタートしました。佐賀工業高校はラグビーの強豪校として知られ、多くの優秀な選手を輩出しています。五郎丸氏も同校ラグビー部で才能を磨きました。高校卒業後の2003年には、関東学院大学へと進学しました。関東学院大学もまた、当時関東大学ラグビーリーグ戦で圧倒的な強さを誇っていた名門です。彼は大学ラグビー部で更なる研鑽を積み、卒業する2007年まで選手として活動しました。

社会人キャリア

大学を卒業した2007年、五郎丸亮氏はジャパンラグビートップリーグに所属するコカ・コーラウエストレッドスパークス（現在のコカ・コーラレッドスパークス）へ入団しました。トップリーグは当時の日本ラグビーにおける最高峰リーグであり、彼はプロ選手としてのキャリアをここからスタートさせました。入団後、チームの一員としてトレーニングを重ね、公式戦出場の機会を伺いました。

プロとしての記念すべき公式戦デビューは、2009年12月13日に行われたジャパンラグビートップリーグの第10節でした。この試合は九州電力キューデンヴォルテクスを相手に行われ、五郎丸氏は途中出場ながらトップリーグのピッチに立ち、キャリアにおける重要な一歩を記しました。

その後もコカ・コーラレッドスパークスに所属し、フッカーとしてチームに貢献しましたが、2016年に現役選手としてのキャリアに終止符を打ち、引退を発表しました。長年にわたりラグビーに捧げた競技生活を終え、新たな道を歩むこととなりました。

家族

五郎丸亮氏の実弟である五郎丸歩氏は、日本代表としてラグビーワールドカップに出場するなど、日本ラグビー界を代表する選手の一人として広く知られています。兄弟揃ってラグビー選手として活躍したことで、注目を集めました。

所属チーム

コカ・コーラウエストレッドスパークス（現・コカ・コーラレッドスパークス）

関連項目

コカ・コーラレッドスパークス
佐賀県立佐賀工業高等学校
関東学院大学ラグビー部
佐伯悠（関東学院大学時代の同級生）
櫻谷勉（関東学院大学時代の同級生）
高山国哲（関東学院大学時代の同級生）
竹山浩史（関東学院大学時代の同級生）
藤井亮太（関東学院大学時代の同級生）
山下祐史（関東学院大学時代の同級生）
* 五郎丸歩

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