京王電鉄バス桜ヶ丘営業所

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所は、東京都日野市落川に位置する京王電鉄バスの営業所です。社内識別記号は「S」で、最寄りのバス停留所は「桜ヶ丘車庫」となっています。本記事では、同一敷地内に併設されている京王バスの営業所、京王バス桜ヶ丘営業所についても詳しく解説します。

概要

営業エリアは、JR中央線、南武線、武蔵野線、京王線、京王相模原線、小田急多摩線、多摩モノレールといった広範囲に及び、日野市、多摩市を中心に運行しています。主要なターミナル駅は聖蹟桜ヶ丘駅と高幡不動駅です。一部路線は八王子市、府中市、国立市、立川市にも乗り入れています。また、京王電鉄初のコミュニティバスである日野市ミニバスの運行も受託しています。聖蹟桜ヶ丘駅前には京王電鉄の本社があり、京王グループの中心地としての役割も担っています。

2019年からは、京王電鉄バスの地域子会社である京王バス（開設当時は京王バス中央）の桜ヶ丘営業所が同じ敷地内に併設されています。事務所は同じ建物を共有し、京王電鉄バスが2階、京王バスが1階を使用しています。

沿革

1964年5月16日：京王帝都電鉄府中営業所桜ヶ丘支所として開設。
1983年7月：桜ヶ丘営業所多摩車庫を開設。
1984年4月2日：営業所を多摩車庫に移転、多摩営業所桜ヶ丘車庫となる。
2001年3月：桜ヶ丘支所となる。
2002年2月1日：京王電鉄のバス部門分社化に伴い、京王電鉄バスを設立。
2002年8月1日：京王電鉄バス営業開始に伴い、京王電鉄バス桜ヶ丘営業所となる。
2007年8月5日：PASMOを導入。
2019年11月16日：同じ敷地内に京王バス中央・桜ヶ丘営業所を開設。京王電鉄バス桜ヶ丘営業所と京王バス中央・府中営業所、京王バス南・多摩営業所との間で一部路線が移管される。
* 2020年10月1日：京王バス東・京王バス中央・京王バス南の3社が合併し、京王バス（2代）が発足。京王バス中央の営業所は京王バスの営業所となる。

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所の路線

主な路線として、愛宕団地線（桜72、桜73）、東電線（桜81）、桜帝京線（桜87）、動物園線（高11）、百草団地線（高21、高22、高23、高25、高27）、上田線（高32）、日野線（日01、日02、日03）、日野台線（日04）、多摩平線（日05）、税務署循環バス（高34）、出入庫系統（高31、桜99）などが運行されています。各路線は、聖蹟桜ヶ丘駅、高幡不動駅、多摩センター駅、日野駅、豊田駅などを結び、地域住民の足として重要な役割を果たしています。

京王バス桜ヶ丘営業所の路線

京王バス桜ヶ丘営業所では、桜帝京線（直行）、百草団地線（直行）、府中四谷橋線（国18、桜18、桜19）、四谷線（桜08、中02、中03）、立川駅北口 - 日野橋 - 日野駅・高幡不動駅方面（立65、立66）、西府線（西府01、永80、永81）、二丁目線（桜91、桜92）などを運行しています。

車両

京王電鉄バスと京王バス桜ヶ丘営業所では、国産3メーカーの車両が採用されています。2019年以降は、京王バスカラーの車両が増加傾向にあります。かつては三菱ふそう製車両が多く、3扉車も存在しましたが、バリアフリー化に伴い、日産ディーゼル製ワンステップバスやノンステップバスが導入されました。近年では、日野自動車製の車両も増えています。小型車は日野ポンチョが中心で、中型車は日野レインボーIIが在籍しています。

廃止・移管路線

過去には、桜04（聖蹟桜ヶ丘駅 - 多摩市民プール）、桜82（聖蹟桜ヶ丘駅 - 帝京大学折返場）などの路線が廃止されています。また、桜06、桜07、桜65などの路線は多摩営業所へ移管されました。共同運行路線としては、新宿駅西口 - 八王子駅北口を結ぶ302系統がありましたが、現在は廃止されています。

まとめ

京王電鉄バス桜ヶ丘営業所は、多摩地区の広範囲な地域をカバーする重要なバス事業者です。京王バス桜ヶ丘営業所との連携により、地域住民の生活を支える公共交通機関として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

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