高幡不動駅

高幡不動駅

高幡不動駅（たかはたふどうえき）は、東京都日野市高幡に位置する、京王電鉄と多摩都市モノレールの接続駅です。京王線、動物園線、そして多摩モノレール線の3路線が乗り入れており、多摩地域における交通の要衝となっています。

駅の概要

当駅は、京王電鉄の京王線と動物園線、多摩都市モノレールの多摩モノレール線が乗り入れる、2社3路線の接続駅です。京王電鉄は「KO29」、多摩都市モノレールは「TT07」の駅番号が付与されています。駅舎は、京王電鉄と多摩都市モノレールで分かれていますが、連絡通路で接続され、乗り換えが可能です。駅周辺には商業施設が併設されており、利便性が高い駅となっています。

駅舎は、線路上空に人工地盤を設け、3階部分中央に車庫線を跨いで南北を連絡する自由通路を設置した構造となっています。駅施設は西側に、商業施設は東側に配置され、南側には多摩モノレールと接続する自由通路があります。屋上には、商業ビルと京王電鉄が共有する公共用駐車場が70台分設けられています。

歴史

高幡不動駅の歴史は、1925年3月24日に玉南電気鉄道（現：京王線）の駅として「高幡駅」が開業したことに始まります。その後、1937年5月1日に現在の「高幡不動駅」に改称されました。1964年4月29日には、多摩動物公園線（現：動物園線）が開通し、現在地に移転しています。2000年1月10日には、多摩都市モノレールが開業し、乗り入れを開始しました。2006年には橋上駅舎が完成し、2007年には京王高幡ショッピングセンターと駅が直結され、現在の形になりました。

年表

1925年3月24日：玉南電気鉄道（現・京王線）開通に伴い、「高幡駅」として開業。
1937年5月1日：「高幡不動駅」に改称。
1964年4月29日：多摩動物公園線（現・動物園線）が開通し、現在地に移転。
2000年1月10日：多摩都市モノレール線が開業し、乗り入れを開始。
2006年6月11日：橋上駅舎および南北自由通路の使用を開始。
2007年3月25日：京王高幡ショッピングセンターと駅が直結。
2013年2月22日：京王電鉄の駅にKO29の駅ナンバリングが導入。
2018年2月22日：京王ライナー停車駅となる。

駅構造

京王電鉄

京王電鉄の駅は、島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線の計3面5線の地上駅です。橋上駅舎を有しており、すべての営業列車が停車する主要駅です。駅構内には、高幡不動検車区や乗務区があります。改札口は3階にあり、ホームと改札階、改札階と各出口地上との間にはエスカレーターとエレベーターが設置されています。また、改札階からは連絡通路を経て、多摩モノレールの改札口へと同一平面で繋がっています。

多摩都市モノレール

多摩都市モノレールの駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅です。ホームと改札口、改札階と各出口地上との間にはエレベーターとエスカレーターが設置されています。2階コンコース脇に南北自由通路があり、2階改札口からは京王高幡SC内の連絡通路を経て、京王電鉄の3階改札口へと繋がっています。

利用状況

当駅は、日野市南部から都心方面への通勤・通学客の利用が多いです。また、高幡不動尊への参拝客や、大学への通学生の利用も多くなっています。

乗降人員

京王電鉄：2023年度の1日平均乗降人員は49,257人。
多摩都市モノレール：2022年度の1日平均乗降人員は22,661人。

駅周辺

駅周辺には、高幡不動尊をはじめ、日野市役所七生支所、日野市立高幡図書館、東京消防庁日野消防署高幡出張所などがあります。また、商業施設も多く、京王ストア高幡店などがあります。

バス路線

京王電鉄バスと京王バスによる路線バス、日野市ミニバス、乗合タクシー「丘陵地ワゴンタクシーかわせみGO」が運行されています。

隣の駅

京王電鉄

京王線
□[京王ライナー]、□Mt.TAKAO号(上りのみ乗車可）: 聖蹟桜ヶ丘駅 - 高幡不動駅 - 北野駅
■特急・■急行: 聖蹟桜ヶ丘駅 - 高幡不動駅 - 北野駅
■区間急行（上りのみ運転）・■快速（下りのみ運転）・■各駅停車: 百草園駅 - 高幡不動駅 - 南平駅
動物園線: 高幡不動駅 - 多摩動物公園駅

多摩都市モノレール

多摩都市モノレール線: 万願寺駅 - 高幡不動駅 - 程久保駅

脚注

出典

京王電鉄の1日平均利用客数
多摩モノレールの1日平均利用客数
私鉄の統計データ
東京府統計書
東京都統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

京王電鉄 高幡不動駅
多摩モノレール 高幡不動駅
京王高幡ショッピングセンター
街はぴ 高幡不動駅 - 京王電鉄の沿線案内

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