京都地方気象台

京都地方気象台について

京都地方気象台は、京都府京都市中京区に所在する地方気象台です。大阪管区気象台の管轄下にあり、京都府内における地上気象観測、地域気象観測（アメダス）、生物季節観測などの気象観測業務、予報業務、地震情報や防災に関する業務、広報活動を担っています。

管轄区域と予報業務

以前は京都府北部において舞鶴海洋気象台が独自に予報業務を行っていましたが、2013年4月1日より京都地方気象台に業務が移管され、京都府全域が管轄区域となりました。これにより、府内全域の気象情報がより一元的に提供されるようになりました。

また、京都府の週間天気予報では、11月1日から翌年3月31日の冬季において、冬型の気圧配置などの影響で府内でも天気が大きく変化するため、予報区分を「北部」と「南部」に細分化しています。これにより、地域ごとの詳細な気象情報が提供されています。

歴史

京都地方気象台は、1880年（明治13年）1月に京都御苑内に京都府観象台として設立されたのが始まりです。同年10月15日には、観象台での気象観測が開始され、1892年（明治25年）9月1日には京都での天気予報が開始されました。その後、1913年（大正2年）12月1日に現在の場所（京都市中京区西ノ京笠殿町38）に移転しました。

1939年（昭和14年）11月1日には、京都府測候所から京都測候所へと名称が変更され、国営に移管されました。そして、1957年（昭和32年）9月1日には、京都地方気象台へと昇格しました。2012年（平成24年）には、舞鶴海洋気象台から京都府北部の予報業務が移管され、現在の体制に至っています。

天気予報区分

京都地方気象台が発表する天気予報は、以下の区分で発表されています。

京都府南部

南丹・京丹波：南丹市、船井郡京丹波町
京都・亀岡：京都市、亀岡市、向日市、長岡京市、乙訓郡大山崎町
山城中部：宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、久世郡久御山町、綴喜郡井手町、宇治田原町
山城南部：木津川市、相楽郡笠置町、和束町、精華町、南山城村

京都府北部

丹後：宮津市、京丹後市、与謝郡与謝野町、伊根町
舞鶴・綾部：舞鶴市、綾部市
福知山：福知山市

これらの区分により、府内の地域ごとの詳細な天気予報が提供されています。

外部リンク

京都地方気象台 公式サイト
* 気象庁 季節細分について

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