京都府道103号上賀茂山端線

京都府道103号上賀茂山端線について

京都府道103号上賀茂山端線は、京都市北区から左京区にかけての一般府道です。この路線は、上賀茂御薗口町を起点として、山端川端町までの約数キロメートルにわたります。上賀茂神社の前を通り、松ヶ崎を経由して山端地域へと続くこの道路は、京都市の北部を東西に結ぶ重要な役割を果たしています。

起点と終点

この道の起点は、京都の名所である上賀茂神社の前交差点、そこから京都府道61号と交差する地点で始まります。終点は左京区の山端川端町で、国道367号および京都府道104号高野修学院山端線との交点となっています。このため、上賀茂山端線は、周辺地域との交通アクセスを支える重要な路線です。

歴史

この道路は、1959年に京都府によって一般府道として正式に認定され、京都大原今津線（現在の国道367号の一部）と結ぶ路線として位置付けられました。具体的には、上賀茂と府道京都大原今津線を結ぶための道として整備され、当初は一般地方道6とされました。1994年には整理番号が変更され、現在の一般地方道103となりました。

路線状況

上賀茂山端線は、主に3つの通称で構成されています。まず、上賀茂本通は、起点のロータリーから鞍馬街道との交差点にかけての部分を指します。この地方は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、社家の古い町並みが残っています。

次に鞍馬街道は、京の七口の一つで、北へ向かう街道です。この部分は深泥池付近から北山通までを通ります。最後に北山通は、左京区内を通る区間で、整備された広幅道路が広がっていますが、本路線は一部に重複しているに過ぎません。

自然と文化

上賀茂山端線沿いには、世界遺産に登録された賀茂別雷神社が位置し、その周辺には歴史的な景観が広がっています。また、国の天然記念物に指定されている大田ノ沢のカキツバタ群落や深泥池の水生植物群もあり、歴史や文化に加えて自然環境が保たれています。これにより、訪れる人々は京都の伝統と自然の美しさを同時に感じることができます。

通過する地域

この路線は、京都市の北区と左京区を通過します。特に、景観が美しいエリアが多く、散策や自転車での移動にも適した道です。地元住民にとっても重要な生活道路となっています。

結論

京都府道103号上賀茂山端線は、歴史的な文化と自然美が共存する特徴的な道路です。運転や散策を通じて、古都の息遣いを感じることができるこの道は、地域の重要な交通路としての役割を果たしています。京都を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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