今出川駅

今出川駅の概要

今出川駅（いまでがわえき）は、京都府京都市上京区岡松町に位置する、京都市営地下鉄烏丸線の駅です。この駅は、烏丸線の北大路駅から京都駅間の開業と同時に1981年5月19日に開設されました。駅の番号はK06です。

歴史

今出川駅は長い歴史を持ち、1981年に開業以来、地元住民や学生に広く利用されています。2007年にはICカード「PiTaPa」の利用が可能となり、利便性が向上しました。さらに、2010年には駅名標の下に近隣施設名が広告として掲示されるようになりました。2012年、同志社大学良心館への通路が開放され、学生にとってより利用しやすい環境が整いました。最近の2023年には、南改札口が無人化され、テクノロジーの活用が進んでいます。

駅の構造

今出川駅は、地下に位置する島式ホームを有し、1面2線から成る構造です。改札口は南北に各1箇所存在し、南改札口には駅員が配置されており、エレベーターも設置されています。北改札口は同志社大学の施設と直結する通路が新設され、非常に便利です。なお、出入口の番号5は欠番となっています。

利用状況

2022年のデータによると、今出川駅の1日平均乗降人員は23,352人に達しました。ここ数年の利用状況は安定しており、地域の重要な交通の拠点としての役割を果たしています。

周辺環境

今出川駅周辺は歴史的にも興味深いエリアで、平安京遷都時には京外であったことから、市街地化の歴史を感じさせます。室町時代には西側一帯に花の御所が存在し、その後、安土桃山時代には御土居の内側に位置するようになりました。また、平安時代には陰陽師の安倍晴明の屋敷が近くにあり、現在でもその屋敷跡を示す晴明神社が徒歩12分の位置にあります。

現在、花の御所跡には大聖寺や同志社大学室町キャンパス（寒梅館）などがあり、地域の教育機関が豊富に存在しています。また、駅の東側には同志社大学今出川キャンパスがあり、学生街としての顔も持っています。同志社校内には国の重要文化財が多数並び、周囲には京都御苑、相国寺、晴明神社などの観光名所も多く、訪れる人々を惹きつけています。

バス路線

今出川駅に最寄りのバス停は、烏丸今出川（地下鉄今出川駅）です。このバス停からは、京都市営バスと京都バスのいくつかの系統が利用可能です。市営バスの51系統は烏丸御池や北野天満宮行き、59系統は金閣寺方面へ向かいます。さらに、203系統や201系統もそれぞれの行き先に運行しています。

隣の駅

今出川駅の隣の駅は、京都市営地下鉄の烏丸線に位置する鞍馬口駅（K05）と丸太町駅（K07）です。これらの駅も含め、今出川駅は市内の重要なアクセス地点として機能しています。

今出川駅は、歴史、教育、交通の要所として、多くの人々に利用され続けている場所です。

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