伊豆パノラマパーク

伊豆パノラマパーク：絶景と歴史が織りなす天空のリゾート

概要

伊豆パノラマパークは、静岡県伊豆の国市に位置する、標高452mの葛城山の山頂と麓を利用した観光リゾート施設です。全長約1.8kmのロープウェイで山頂まで一気にアクセスでき、山頂からは富士山と駿河湾の雄大なパノラマが広がります。四季折々の美しい自然や、様々なアクティビティ、レストラン、ショップなどが楽しめます。

主な施設

ロープウェイ:
全長1,791.95m、最大高低差411.11mのロープウェイは、山麓と山頂を結ぶメインの移動手段です。
約7分30秒の空中散歩で、美しい景色を堪能できます。
かつては「伊豆長岡ロープウェイ」と呼ばれていました。
碧テラス:
山頂にある展望施設で、富士山と駿河湾を一望できる絶景スポットです。
カフェやラウンジもあり、ゆったりと景色を楽しめます。
旧名称は「富士見テラス」でした。
トラットリア伊豆パラディーゾ:
山麓にあるイタリアンレストランです。
地元の食材を使った本格的なイタリア料理を味わえます。
ブルーマーケット:
山麓にある売店エリアです。
伊豆のお土産や、オリジナルグッズなどを購入できます。

歴史

伊豆パノラマパークは、かつて「伊豆長岡エイトランド」という名称で親しまれていました。1962年にロープウェイが開業し、その後、施設のリニューアルや名称変更を経て、現在の姿となりました。

1962年: 伊豆長岡ロープウェイが開業。
1992年: 「かつらぎ山パノラマパーク」に改称。
2021年: 「伊豆パノラマパーク」に改称。

ロープウェイは、地元旅館の経営者であった杉山勝美氏が中心となって建設されました。当時の最新技術を導入したロープウェイは、「東洋一のゴンドラ」と話題になりました。しかし、開業後数年で経営難に陥り、ロープウェイメーカーの日本ケーブルの子会社に売却されました。現在は大日株式会社が運営しています。

年表

1960年: 伊豆長岡観光開発株式会社設立、ロープウェイ敷設免許取得。
1962年: 伊豆長岡ロープウェイ開業。
1969年: 伊豆長岡ロープウェイを伊豆長岡ケーブル株式会社へ売却。
1970年: 伊豆長岡ケーブル株式会社が大日株式会社へ社名変更。
1992年: 「かつらぎ山パノラマパーク」へ改称。
2009年: 山頂公園内に「絶景 富士見の足湯」がオープン。
2010年: 「空中公園」（現・碧テラス）が恋人の聖地に認定。
2016年: ロープウェイ山頂エリア「空中公園」に「富士見テラス」を新設。
2021年: 施設名を伊豆パノラマパーク、山頂エリアの富士見テラスを「碧テラス」にそれぞれ名称変更。
2024年: 碧テラスに「フォレストウォーク」と「グランドループ」がオープン。

ロープウェイ詳細

全長: 1,791.95メートル
高低差: 411.11m
最大勾配: 36度06分
方式: 単線自動循環式
運転速度: 通常時4m/s、減速時3m/s
所要時間: 通常時7分30秒、減速時10分
支柱数: 19本
ゴンドラ: スイスCWA社製

利用料金

ロープウェイ往復乗車料金（碧テラスの利用料含む）は以下の通りです。（2024年11月1日改定）

往復 前売オンラインチケット（平日）
大人: 2500円
子ども: 1400円
幼児: 700円
往復 前売オンラインチケット（休日）
大人: 3000円
子ども: 1600円
幼児: 800円
往復 当日窓口
大人: 3500円
子ども: 1800円
幼児: 900円
片道 当日窓口（主にハイキング等で山歩きをする利用者向け）
大人: 2500円
子ども: 1400円
幼児: 700円

ハイキング等でロープウェイを利用しない場合でも「碧テラス」を利用する場合は、施設利用料金が必要となります。

その他の施設

山麓駅側にはレストランやショップ、山頂駅側には展望台、足湯、神社、アスレチックなど、様々な施設があります。

交通アクセス

鉄道・バス:
伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅から伊豆箱根バスで約10分、「伊豆の国市役所前」下車徒歩2分。
自動車:
東名高速道路沼津IC、新東名高速道路長泉沼津ICから約20分。
修善寺方面より修善寺道路経由で約15分。

グループ施設

伊豆パノラマパークは、日本ケーブルのグループ子会社が運営する「アルピナリゾーツ」の一員です。

まとめ

伊豆パノラマパークは、ロープウェイで手軽に絶景を楽しめる魅力的な観光スポットです。歴史あるロープウェイや、富士山と駿河湾のパノラマ、四季折々の自然など、様々な魅力が満載です。ぜひ一度訪れてみてください。

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