伊那市街地循環バス

伊那市街地循環バス「イーナちゃんバス」

伊那市街地循環バス、通称「イーナちゃんバス」は、長野県伊那市中心部を循環するコミュニティバスです。1999年4月1日に運行を開始して以来、地域住民の生活を支える重要な交通手段として親しまれています。

概要

伊那市街地循環バスは、当初伊那市が伊那バスに運行を委託する形でスタートしました。その利便性の高さから利用者の増加に伴い、2001年3月27日からは伊那バスが独自に内回り線の運行を開始。さらに同年11月1日からは、ジェイアールバス関東も高遠線の経路変更という形で一部便の乗り入れを開始しました。この際、外回り線は1時間あたり1便から2便に増発され、運賃も150円から100円に値下げされました。

2011年4月1日には、伊那バスが運行していた内回り線が廃止されましたが、ジェイアールバス関東の便は変更ありませんでした。同時に、伊那バスターミナルでの5分間の停車を含め、20分から40分間隔での運行となりました。外回り、内回りともに最終便は伊那バスターミナルが終点となっています。1周は約30分です。

利用者は年間8万人前後で安定しており、2017年3月3日にはジェイアールバス関東の運行が一時終了しましたが、2019年4月1日より再び一部便を担当しています。また、かつて廃止された伊那バスの内回り線も2017年4月1日から伊那市の「定住自立圏」構想の一環として運行を再開しました。

運行会社

現在の運行会社は以下の2社です。

伊那バス
ジェイアールバス関東（伊那支店）

沿革

1999年（平成11年）4月1日：外回り線のみで運行開始（計21便）。
2000年（平成12年）6月29日：乗車人員が20万人を突破。
2001年（平成13年）
3月27日：内回り線を新設、外回り線を41便に増便。
11月1日：ジェイアールバス関東が高遠線への乗り入れを開始し、共同運行に参加。
2003年（平成15年）4月1日：伊那市内西循環線、伊那西箕輪循環線が新設され、6路線に拡大。
2005年（平成17年）10月1日：ダイヤ改正。
2011年（平成23年）4月1日：ダイヤ改正により、内回り線を廃止。伊那市駅および伊那北駅への乗り入れを中止。伊那バス担当便は、始発から午前9時までは40分間隔、それ以降の最終便までは20分間隔で運行。
2017年（平成29年）
3月3日：ジェイアールバス関東の運行が一時終了。
4月1日：内回り線の運行を再開。
2019年（平成31年・令和元年）4月1日：一部便を伊ナバスからジェイアールバス関東へ移管。

路線

現在運行している路線は以下の2つです。

市街地循環線 外回り

伊那バスターミナル → 通り町 → 旭町 → 伊那北 → 前橋町 → 伊那年金事務所前 → 水神町 → ふれあい〜な前 → 伊那公民館入口 → 中央区公民館入口 → 古町 → 中央区三丁目 → ベルシャイン前 → 末広町 → 中央通り → JA上伊那前 → ハローワーク伊那前 → 未来通り南 → ナイスロード上新田 → 下新田公民館入口 → 伊那市役所 → 西町ポンプ場前 → アピタ伊那 → 伊那バス本社前 → オリンパス入口 → 下春日町 → 伊那バスターミナル

市街地循環線 内回り

伊那バスターミナル → 下春日町 → オリンパス入口 → 伊那バス本社前 → アピタ伊那 → 西町ポンプ場前 → 伊那市役所 → 下新田公民館入口 → ナイスロード上新田 → 未来通り南 → ハローワーク伊那前 → ＪA上伊那前 → 中央通り → 末広町 → ベルシャイン前 → 中央区三丁目 → 古町 → 中央区公民館前 → 伊那公民館入口 → ふれあい～な前 → 水神町 → 伊那年金事務所前 → 前橋町 → 伊那北 → 旭町 → 通り町 → 伊那バスターミナル

車両

伊那バスでは、専用塗装の小型バスを使用しています。現行車両は日野・ポンチョ、運行開始時は日野・リエッセでした。

関連情報

伊那市
長谷循環バス
伊那バス
伊那バスターミナル
ジェイアールバス関東伊那支店
コミュニティバス
日本のコミュニティバス一覧#長野県

外部リンク

交通 - 路線図・時刻表 - 伊那市)

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