佐古山町

佐古山町（さこやまちょう）は、徳島県徳島市佐古地区に位置する町名です。町の中心部は徳島市街地に近く、眉山の豊かな自然を背景に持つ地域として知られています。ここでは、佐古山町の地理、歴史、そして主要な施設について詳しく解説します。

地理

佐古山町は、徳島市の中央部に位置し、眉山の尾根筋から北斜面にかけて広がっています。北側は南佐古一番町から南佐古八番町に隣接しており、南佐古の住宅地と連続した市街地を形成しています。特筆すべき点として、南佐古二番町に位置する諏訪神社の一部が、佐古山町内の諏訪山に所在しています。また、徳島市水道局上水道配管所や、南佐古四番町との境界付近の山麓には、万年山墓所（徳島藩主蜂須賀家墓所）があります。この墓所は、徳島藩主であった蜂須賀家の歴史を今に伝える貴重な場所です。

町の地形は、眉山の斜面を利用した傾斜地が多く、住宅地は階段状に形成されている場所も見られます。このような地形が、佐古山町独特の景観を作り出しています。

小字
椎宮
諏訪山

歴史

佐古山町の歴史は、比較的新しいと言えます。元々は蔵本町、佐古町、南佐古町の各一部でしたが、昭和17年に現在の町名として成立しました。その後、昭和34年には一部が眉山町茂助が原として分離しました。この町名変更は、地域の区画整理や都市計画の一環として行われたと考えられます。

施設

佐古山町には、地域住民の生活に密着した様々な施設が存在します。

諏訪神社: 地域住民の信仰を集める神社であり、例祭などの行事には多くの人々が訪れます。
椎宮八幡神社: こちらも地域に根ざした神社であり、地域住民の心のよりどころとなっています。
万年山墓所（徳島藩主蜂須賀家墓所）: 徳島藩主であった蜂須賀家の墓所であり、歴史的な価値も高く、観光客も訪れます。

まとめ

佐古山町は、眉山の自然に囲まれ、歴史的な施設も有する魅力的な町です。徳島市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。地域の歴史や文化に触れることができるでしょう。

参考文献
『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク
* 徳島市ホームページ

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