佐竹義純

佐竹義純（さたけ よしずみ）

佐竹義純は、江戸時代後期に活躍した大名で、出羽国岩崎藩の第6代藩主です。佐竹壱岐守家の6代目当主であり、官位は従五位下・壱岐守、号を以遠斎と称しました。

生涯

佐竹義純は、第3代藩主・佐竹義忠の長男である佐竹義恭の長男として生まれました。幼名は政之助。兄弟には、一門の佐竹義術に嫁いだ姉妹がいます。第5代藩主・佐竹義知には実子がいなかったため、義純は養子となり、文政4年（1821年）に義知の死去に伴い家督を相続しました。同年には、11代将軍・徳川家斉に謁見し、従五位下・壱岐守に叙任されました。若くして藩主となった義純は、本家である久保田藩主・佐竹義厚を補佐し、藩政に尽力しました。嘉永2年（1849年）には、養嗣子の佐竹義核に家督を譲り、隠居しました。安政3年（1856年）に55歳で亡くなり、法号を義純仁沢といい、墓所は東京都板橋区小豆沢の総泉寺にあります。

人物

義純は、若くして藩主を継ぎ、本家を支えるなど、その責任感の強さが伺えます。また、隠居後もその知識と経験をもって藩政に貢献したと考えられます。

系譜

実父: 佐竹義恭
実母: 中川氏（側室）
養父: 佐竹義知
正室: 貞（佐竹義知の三女）
子女
長女：多喜（佐竹義核正室） - 生母は貞
澤宣量室
養子: 佐竹義核（相馬益胤の三男）


佐竹義純は、激動の時代を生きた大名の一人であり、その生涯は、当時の社会情勢や藩の歴史を理解する上で重要な手がかりとなります。

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