佐竹義知

佐竹義知（さたけ よしちか）

佐竹義知は、江戸時代中期から後期にかけての大名であり、出羽岩崎藩の第5代藩主を務めました。佐竹壱岐守家の5代目当主としても知られています。官位は従五位下・壱岐守でした。

生涯

寛政5年（1793年）11月14日、先代藩主である佐竹義祇の長男として生まれました。母は能見松平親盈の娘です。幼名は徳丸、亀丸と称しました。父の死去に伴い、家督を相続し藩主となりました。

享和2年（1802年）10月1日には、11代将軍・徳川家斉に御目見えを果たしました。同年12月16日には、従五位下・壱岐守に叙任されました。文化8年（1811年）には、駿府加番を命じられました。

義知は本家である久保田藩の藩主、佐竹義厚が幼少であったため、その補佐役をよく務めました。また、絵画においても才能を発揮し、優れた作品を多く残しました。

文政4年（1821年）7月11日、35歳という若さでこの世を去りました。跡を継いだのは養子の佐竹義純です。法号は諦応道説。墓所は東京都板橋区小豆沢にある総泉寺にあります。

系譜

父母
父: 佐竹義祇（先代藩主）
母: 松平親盈の娘

正室
都子 - 松平頼亮の娘

側室
岩井氏

子女
貞（三女） - 佐竹義純の正室。生母は岩井氏
熊姫 - 松平直春の正室。生母は岩井氏

養子
* 佐竹義純 - 佐竹義恭の長男

その他

佐竹義知は、藩主としての職務を全うするだけでなく、文化的な才能も持ち合わせていました。特に絵画の分野では、その才能を発揮し、多くの作品を残しています。その人柄は温厚で、周囲からの信頼も厚かったと伝えられています。若くして亡くなったものの、その短い生涯の中で、藩政に尽力し、後世に名を残すこととなりました。

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