佐藤守

佐藤守（さとう まもる）

概要

佐藤守氏は、1939年（昭和14年）8月27日に樺太・豊原市で生まれた日本の軍事評論家、元航空自衛官です。最終階級は空将。航空自衛隊での豊富な経験を基に、軍事・安全保障問題に関する評論活動を行っています。

経歴

1939年（昭和14年）8月：樺太・豊原市に生まれる。
1959年（昭和34年）3月：福岡県立修猷館高等学校卒業。
1959年（昭和34年）4月：防衛大学校入校（第7期）。
1963年（昭和38年）3月：防衛大学校（航空工学専攻）卒業。航空自衛隊に入隊。第33期一般幹部候補生として航空自衛隊幹部候補生学校に入校。
1964年（昭和39年）3月：3等空尉に任官。
1978年（昭和53年）7月：2等空佐に昇任。
1980年（昭和55年）：第7航空団第305飛行隊（百里基地）隊長に就任。
1982年（昭和57年）7月：1等空佐に昇任。
1983年（昭和58年）8月1日：西部航空方面隊司令部防衛部防衛班長。
1984年（昭和59年）8月1日：航空幕僚監部監理部総務課勤務。
1984年（昭和59年）11月1日：航空幕僚監部監理部総務課広報室長に就任。
1986年（昭和61年）3月17日：第3航空団飛行群司令に就任。
1987年（昭和62年）11月4日：航空自衛隊幹部学校教育部戦略教官に就任。
1988年（昭和63年）8月1日：航空幕僚監部人事教育部教育課長に就任。
1989年（平成元年）10月17日：空将補に昇任。
1990年（平成02年）3月16日：第3航空団司令兼三沢基地司令に就任。
1991年（平成03年）7月1日：航空安全管理隊司令に就任。
1992年（平成04年）6月16日：航空教育集団司令部幕僚長に就任。
1994年（平成06年）3月23日：第4航空団司令兼松島基地司令に就任。
1996年（平成08年）3月25日：空将に昇任。南西航空混成団司令兼自衛隊沖縄連絡調整官（沖縄地方連絡部）に就任。
1997年（平成09年）7月1日：退官。

軍事評論家としての活動

退官後は、軍事評論家として、岡崎研究所理事・特別研究員、平河総合戦略研究所専務理事、国家基本問題研究所評議員などを務め、執筆、講演活動を行っています。また、青林堂「ジャパニズム」では執筆のほか、連載漫画「Stranger」の原作も担当しています。

主張

選択的夫婦別姓制度に反対の立場。
全日空機雫石衝突事故において、全日空機側に視認義務があったとし、航空自衛隊パイロットを弁護。
大東亜戦争はベトナム戦争までを範疇とするという独自の歴史観を持つ。

その他

戦闘機パイロットとして、F-86F、F-4EJ、F-1などに搭乗し、総飛行時間は3,800時間に及ぶ。
著書『金正日は日本人だった』では、北朝鮮の二代目最高指導者である金正日国防委員長が、戦前日本の右翼団体、黒龍会に所属していた日本人の間諜の子であるとの説を提唱。

出演

日本文化チャンネル桜の番組に多数出演。

防人の道 今日の自衛隊
井上和彦キャスターの回に「防衛漫談」のコーナーとして不定期出演。
日本よ、今...「闘論！倒論！討論！」
パネリストとして不定期出演。
さくらじ
過去に2回出演。

著書

『国際軍事関係論―戦闘機パイロットの見つづけた日本の安全』(1998年、かや書房)
『図解 これが日本の戦争力だ! 北朝鮮、暴発!?そのとき、日本はどうなる?どうする!』(2006年、実業之日本社)
『金正日は日本人だった』(2009年、講談社)
『実録・自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(2010年、講談社)
『日本の空を誰が守るのか』(2011年、双葉社)
『ジェットパイロットが体験した超科学現象』(2012年、青林堂)
『自衛隊の「犯罪」雫石事件の真相！』(2012年、青林堂)
『大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した』(2012年、青林堂)
『日本を守るには何が必要か』(2013年、青林堂)
『お国のために　特攻隊の英霊に深謝す』(2014年、青林堂)
『実録・戦闘機パイロットという人生』(2015年、青林堂)
『安保法制と自衛隊 これからの自衛隊はどう変わるべきか』(2015年、青林堂)
『宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告』(2017年、講談社)
『ある樺太廳電信官の回想』(2018年、青林堂)

関連項目

日本航空123便墜落事故：事故に関する自衛隊の救助活動へのマスコミの批判に対し、反論記事を掲載。

外部リンク

軍事評論家=佐藤守のブログ日記

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