佐賀県立三養基高等学校

佐賀県立三養基高等学校について

佐賀県立三養基高等学校は、佐賀県三養基郡みやき町に所在する公立の高等学校です。1919年に佐賀県立佐賀中学校の分校として設置され、翌年に独立しました。2015年には創立95周年を迎えた、長い歴史と伝統を誇る学校です。文部科学省の学力向上フロンティアハイスクールに指定されており、英語教育に力を入れているのが特徴です。

教育課程

現在、全日制課程の普通科のみを設置しており、1学年あたり200名（5学級）の生徒が学んでいます。かつては農業科、家政科、国際文化コース、定時制普通科、三川分校なども存在しましたが、現在は普通科に特化しています。

校訓と校章

校訓は「質実剛健」「文武心三道一如」「念ずれば花開く」の三つを掲げています。生徒たちはこれらの言葉を胸に、日々の学校生活を送っています。
校章は、3本の矢を組み合わせたものを背景に、中央に「高」の文字を配置したデザインです。

校歌

校歌は3番まであり、歌詞中に校名は登場しません。珍しいことに、歌詞の中に掛け合いがあるのが特徴です。また、校歌とは別に、応援歌も存在します。

入学試験

入学試験は、前期試験と後期試験の2段階で実施されます。

歴史

1919年、佐賀県立佐賀中学校の分校としてスタートし、翌1920年に佐賀県立三養基中学校として独立。
1948年の学制改革により、佐賀県立三養基高等学校として新たに発足しました。当初は男子校でしたが、1949年より男女共学となりました。

幾度かの校舎増築や改修を経て、教育環境を整備。

2014年には普通教室棟が完成し、現在の姿となっています。

年表

1919年: 佐賀県立佐賀中学校 三養基分校として設置
1920年: 佐賀県立三養基中学校として独立開校
1948年: 学制改革により佐賀県立三養基高等学校となる
1949年: 男女共学開始、定時制普通課程設置
1953年: 通常制家庭課程（家政科）、定時制三川分校設置
1957年: 本校定時制の募集停止、普通科定員増員
1959年: 定時制三川分校の募集停止
1960年: 本校定時制を廃止
1962年: 定時制三川分校を廃止
1983年: 普通科が中学区制に移行
1991年: 家政科の募集を停止
1993年: 家政科を廃止
1996年: 国際文化コースを設置
2008年: 国際文化コースの募集を停止
2010年: 国際文化コースを廃止
2014年: 普通教室棟が完成

著名な出身者

政治、軍事、スポーツ、芸能など、多岐にわたる分野で活躍する人材を輩出しています。

政治
田代富士男（元公明党参議院議員）
牟田秀敏（元鳥栖市長）
山本譲司（元民主党衆議院議員）
軍人
板谷茂（海軍中佐）
板谷隆一（海軍中佐、第7代海上幕僚長、第5代統合幕僚会議議長）
松永市郎（海軍大尉）
広尾彰（九軍神の一人）
スポーツ
中村日出夫（元プロ野球選手）
濵口遥大（プロ野球選手）
芸能
YUYA（ラジオパーソナリティ）
溝上たんぼ（お笑い芸人）

アクセス

鉄道：JR九州 長崎本線「中原駅」から徒歩圏内
バス：西鉄バス「中原停留所」が最寄り
道路：国道34号・佐賀県道280号中津隈原古賀線「三養基高校入口」交差点が目印

周辺施設

みやき町役場中原庁舎
肥前中原郵便局
佐賀銀行中原支店
佐賀県立中原特別支援学校

関連情報

佐賀県高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (佐賀県)
旧制中学校

外部リンク

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