倉敷カントリー倶楽部

倉敷カントリー倶楽部のご紹介

倉敷カントリー倶楽部は、岡山県倉敷市二子に広がる歴史あるゴルフ場です。この倶楽部のルーツは1930年にさかのぼります。当時、高梁川の河川敷に「吉備ゴルフ倶楽部」が設立され、これが後のゴルフ場開発の基盤となりました。

その後も、多くのゴルフ場が岡山県内に次々と開場し、1953年には「岡山ゴルフ倶楽部・帯江コース」が登場。その流れを受け、倉敷地域にもゴルフ場の需要が高まりました。1953年から始まった水島臨海工業地帯の拡充に伴い、地域の財界人たちの間で新たなゴルフ場の設立が提案され、1962年に「倉敷開発株式会社」が設立されることとなりました。

倉敷カントリー倶楽部の開場には、地元の企業が賛同し出資したことが大きく寄与しています。コースの建設地には古墳時代の遺跡があり、歴史的背景も感じられる場所です。美観で知られる倉敷の街に近い立地もあり、多くのゴルファーに親しまれています。設計は間野貞吉により行われ、1963年11月10日に18ホールがオープンしました。

このゴルフ場は、丘陵地に展開される起伏に富んだコースが特徴で、各ホールは歴史を感じさせる大きな松の木によってセパレートされています。戦略性のあるコースは、プレイヤーが挑戦したくなる魅力的なプレイ環境を提供しています。また、倉敷カントリー倶楽部では、日本プロゴルフ選手権大会などのメジャーな大会も数多く開催されており、その実績から日本のゴルフ界でも重要な地位を占めています。

コース情報

• - 開場日: 1963年11月10日
• - 設計者: 間野貞吉
• - 面積: 730,000 m2（約22万坪）
• - コースタイプ: 丘陵コース
• - コース: 18ホールズ、パー72、6,763ヤード、コースレート72.3
• - グリーン: 1グリーン（ニューベント）
• - フェアウェイ: コーライ
• - ラフ: ノシバ
• - ハザード: バンカー77、池が絡むホール3
• - プレースタイル: 乗用カート（5人乗り）、リモコン式、全組キャディ付き
• - 練習場: 10打席 230ヤード
• - 休場日: 毎週月曜日、1月1日

クラブ情報

• - ハウス面積: 3,868m2（1,170坪）
• - ハウス設計: 株式会社大林組
• - ハウス施工: 株式会社大林組

倉敷カントリー倶楽部は、交通アクセスも良好です。山陽本線の中庄駅からタクシーで約10分で到着します。また、山陽自動車道の倉敷ICからは6km、瀬戸中央自動車道の早島ICから7kmと、自動車でも便利に訪れることができます。

再度、倉敷カントリー倶楽部の創業者である大原総一郎は、倉敷紡績株式会社の社長であり、日本初の西洋美術館「大原美術館」の設立者で、大きな業績を残した実業家です。その影響で、倉敷地域の文化や産業の発展にも寄与しました。それらの背景を持つ倉敷カントリー倶楽部は、単なるゴルフ場にとどまらず、岡山県の歴史や文化を感じさせる場所でもあるのです。

今後も多くのゴルファーに愛されることを願い、倉敷カントリー倶楽部はその魅力を発信していくことでしょう。

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