元浜町 (横浜市)

元浜町の概要

元浜町（もとはまちょう）は、神奈川県横浜市中区に位置する町名です。行政地名としては、元浜町1丁目から4丁目までが存在しますが、住居表示は実施されていません。面積は0.024平方キロメートルと小規模な町域です。

地理

元浜町は、横浜の関内地区の海側に位置し、南東から北西方向に伸びる細長い形状をしています。町の中央を走る市道（元浜町通）は、北西方向への一方通行路となっています。南東端はみなと大通に接し、神奈川県庁本庁舎に突き当たります。北西端は万国橋通りに接し、横浜第二合同庁舎に突き当たります。町域は、北東を海岸通、南西を本町に挟まれた位置にあります。

1丁目には神奈川県庁新庁舎があり、2丁目には神奈川県庁分庁舎があります。本庁舎を含むこれらの3つの庁舎は渡り廊下で接続されています。1丁目の元浜町通と海岸通に挟まれた一角には、かつて旧神奈川県産業組合館と神奈川県中央農業会館がありました。旧神奈川県産業組合館は2012年に横浜市認定歴史的建造物に認定され、両館は一体的に建て替えられ、2014年5月にJAグループ神奈川ビルとして竣工しました。

1丁目の人口は0人ですが、2丁目から4丁目にかけては、港湾関連企業が転出した跡地にマンションが建設され、2005年以降人口が増加しています。

歴史

元浜町は、古くは久良岐郡横浜村の一部でした。1859年の横浜港開港に際して、「海辺通」という町名が付けられました。1871年には、地先の埋立地に海岸通が新設されたため、町名を元浜町に改めました。1889年4月1日に市制施行に伴い、横浜市の一部となりました。

1923年の関東大震災では町内のほとんどが全焼し、1945年の横浜大空襲でも壊滅的な被害を受けました。第二次世界大戦後は占領軍に接収されましたが、接収解除後には港湾関連の企業が進出しました。

世帯数と人口

2023年4月30日現在の横浜市の発表によると、元浜町の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数: データなし
人口: データなし

（国勢調査による人口と世帯数の推移データは省略）

小・中学校の学区

元浜町に居住する児童・生徒が通う公立の小中学校は、横浜市立本町小学校と横浜市立横浜吉田中学校です。町内全域がこれらの学校の学区となっています。

事業所

2021年現在の経済センサス調査によると、元浜町の事業所数と従業員数は以下の通りです。

事業所数: データなし
従業員数: データなし

(経済センサスによる事業者数と従業員数の推移データは省略)

主要施設

元浜町には、以下の主要な施設があります。

神奈川県庁: 神奈川県の行政の中枢を担う施設です。
県民共済シネマホール: 地域住民に利用される文化施設です。
日本郵便: 郵便番号は231-0004で、横浜港郵便局が管轄しています。

警察

元浜町の警察管轄区域については、詳細な情報は提供されていません。

まとめ

元浜町は、横浜市中区の歴史と現代が交錯するエリアです。かつては港湾関連企業が集積していましたが、近年はマンションが増加し、住宅地としての側面も持ち合わせています。神奈川県庁をはじめとする重要な施設も存在し、横浜市の重要な地域の一つです。

参考資料

『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年
横浜市市民局総務部住居表示課『横浜の町名』1996年
『県別マップル14 神奈川県道路地図』（第6版）昭文社、2016年

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