児玉神社 (周南市)

児玉神社は、山口県周南市にある、明治時代の陸軍大将・児玉源太郎を祭神とする神社です。

祭神

児玉源太郎は、日露戦争などで活躍した日本の陸軍軍人であり、政治家でもありました。その功績を称え、彼の徳を偲んで児玉神社が建立されました。

由緒

児玉源太郎は、周防徳山藩（現在の山口県周南市）の藩士として生まれました。神社は、彼の出生地という縁から、大正11年（1922年）に、地元有志の発起によって、児玉家の旧宅跡に江ノ島児玉神社の神殿を移築して創建されました。ちなみに、移築元の江の島にも新たな神殿が建てられ、祭祀が続けられています。

昭和8年（1933年）5月16日には県社に列せられました。

祭祀

主要な祭典としては、毎年3月10日（旧陸軍記念日）に例祭が執り行われます。この日には、多くの参拝者が訪れ、児玉源太郎の遺徳を偲び、平和を祈願します。

社殿

移築された神殿は、歴史を感じさせる風格を備えています。静かで落ち着いた雰囲気の中で、参拝者は心を静めて祈りを捧げることができます。

参考文献

『神社名鑑』、神社本庁、昭和38年
『神道大辞典』（縮刷復刻版）、臨川書店、昭和44年 ISBN 4-626-01335-X（初版平凡社、昭和14年）

関連項目

児玉久子
徳山七士

児玉神社は、児玉源太郎の功績を称えるとともに、地域住民の心の拠り所として、今日まで大切にされています。周南市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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