八代インターチェンジ

八代インターチェンジ：九州自動車道の要衝

熊本県八代市にある九州自動車道の八代インターチェンジ（八代IC）は、九州を縦断する交通網において重要な役割を担っています。本稿では、八代ICの特徴、歴史、周辺環境、アクセス方法などについて詳細に解説します。

独自の地理的特性

八代ICから人吉ICまでの区間は、日本で最も長いIC間距離（38.5km）を誇ります。この区間には、肥後トンネルを含む23ものトンネルが連続しており、トンネルの連続数も日本一という特徴があります。そのため、大型車、特にタンクローリーなどの危険物積載車両の通行は、八代ジャンクション（JCT）から南九州西回り自動車道や国道3号などを利用するよう規制されています。鹿児島方面へ向かう危険物積載車両は、安全性を考慮し迂回路の利用が義務付けられています。

歴史

八代ICは、九州自動車道の開通と共に交通の要衝として発展してきました。

1980年3月12日：松橋IC - 八代IC間開通に伴い供用開始
1989年12月7日：八代IC - 人吉仮出入口間開通

これらの開通により、八代市とその周辺地域へのアクセスが飛躍的に向上し、地域経済の発展に大きく貢献しました。

道路情報

九州自動車道E3（18番）
接続道路：国道3号

八代ICは国道3号とも接続しており、高速道路網と一般道路網をスムーズに繋いでいます。

料金所情報

料金所のブース数は、入口2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）、出口4ブース（ETC専用1、一般3）で合計6ブースとなっています。

周辺環境

八代IC周辺には、多くの商業施設や公共施設、観光地などが集積しています。

物流拠点：佐川急便、九州西濃運輸、ヤマト運輸の営業所
観光地：日奈久温泉（南九州自動車道日奈久ICからもアクセス可能）
商業施設：ヤマダデンキテックランドNew八代インター店（車で約5分）
鉄道：新八代駅（JR九州新幹線・鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道線）、八代駅（JR鹿児島本線・肥薩線、肥薩おれんじ鉄道線）
医療機関：熊本労災病院
その他：氷川町方面（宇城氷川スマートICも利用可能）、八代港

バス情報

料金所外の国道3号付近にはバス停留所があり、上下線共通の設備が設置されています。

隣接する施設

宇城氷川スマートIC
宮原サービスエリア
* 八代JCT

高速バス

宮原SA、八代IC、坂本PAなどに高速バスが停車します。

まとめ

八代ICは、九州自動車道の重要なインターチェンジとして、地域経済や交通網に大きな役割を果たしています。その地理的特性や歴史、周辺環境を理解することで、より安全かつ効率的な道路利用に繋がるでしょう。また、周辺地域の魅力発見にも役立つ情報が満載です。

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