八坂神社 (山口市)

八坂神社は、山口県山口市上竪小路に位置する神社で、地域の人々からは「祇園さま」として親しまれています。

歴史

室町時代の応安3年（1370年）に、大内弘世が京都の祇園神社（現在の八坂神社）から勧請したのが始まりとされています。本殿は、永正17年（1520年）に大内義興によって再建されました。この本殿は、室町時代後期の建築様式を今に伝える貴重な文化財となっています。

祭神

八坂神社の主な祭神は以下の通りです。

素盞嗚尊（すさのおのみこと）
稲田姫命（いなだひめのみこと）
手名槌命（てなづちのみこと）
足名槌命（あしなづちのみこと）

社殿

本殿は三間社流造（さんけんしゃながれづくり）という建築様式で建てられています。これは、正面の柱間が三つあり、屋根が流れるような曲線を描いているのが特徴です。

祭事・年中行事

八坂神社では、毎年7月20日から7月27日にかけて例祭である山口祇園祭が盛大に執り行われます。この祭りは、地域の一大イベントとして多くの人々で賑わい、様々な神事や催し物が行われます。

文化財

本殿は、大正6年（1917年）8月13日に重要文化財（国指定）に指定されました。室町時代後期（1520年）に建立されたもので、三間社流造、檜皮葺（ひわだぶき）という様式で建てられています。

所在地情報

所在地：山口県山口市上竪小路100番地

交通アクセス

鉄道：JR山口線「上山口駅」から徒歩約14分
バス：「野田学園前」バス停下車徒歩3分

周辺情報

八坂神社の周辺には、以下の様な観光スポットや史跡があります。

築山神社（八坂神社に隣接）
大内氏遺跡 附 大内氏遺跡凌雲寺跡（国の史跡）
築山館跡（八坂神社・築山神社は同館の跡地に建てられた）
大内氏館跡（龍福寺）
今八幡宮
聖サビエル記念公園
豊榮神社・野田神社
瑠璃光寺
山口県護国神社
* 山口市菜香亭

八坂神社は、歴史と文化が息づく場所であり、訪れる人々に安らぎと癒しを与えてくれるでしょう。周辺の史跡や観光スポットと合わせて、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

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