八坂駅 (岐阜県)

八坂駅（やさかえき）について

八坂駅は、岐阜県郡上市の美並町上田に位置する鉄道駅で、長良川鉄道越美南線の一部として運営されています。この駅番号は17です。八坂駅の特徴の一つは、近くにある日本の人口重心地をアピールするために設置された「日本まん真ん中の駅」という看板です。これは、この駅が日本の中心近くに位置していることを象徴するものとなっています。

歴史

八坂駅は1952年の7月1日に国鉄越美南線の半在駅として開業しました。開業当初は旅客営業のみを行っていました。その後、1986年12月11日には越美南線が長良川鉄道に転換され、現在の長良川鉄道の駅として生まれ変わりました。1993年12月には、ホームに「日本まん真ん中の駅」の看板が新たに設置され、駅のアピールポイントとなりました。さらに、2006年4月1日には駅名が八坂駅に改称されています。

駅構造

八坂駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、無人駅です。駅の構造はシンプルで、ホーム中央に出入口が設けられています。無人駅であるため、利用者は基本的に自分で切符を購入し、乗車する必要があります。

利用状況

八坂駅は観光地や地域住民にとって重要な交通手段となっています。駅周辺には八坂神社や長良川があり、自然の美しさと文化遺産が融合しています。また、近隣には国道156号や東海北陸自動車道も通っているため、交通の利便性は高いと言えます。

周辺の施設

八坂駅の近くには、岐北化学株式会社の美並工場やWWCラフティングセンターがあり、長良川でラフティングなどアクティビティを楽しむ人々にも利用されています。自然とともに楽しめる施設が多いため、観光客にも訪れやすい場所となっています。

バス路線

八坂駅周辺にはバス路線も運行されています。郡上市の自主運行バス、美並南ルートは「八坂駅前」に停車し、週に数回運行されています。さらに、美並美濃線のバス停も近くに設置されており、駅から北東へ約200mのところに位置しています。これにより、八坂駅の交通の便は向上しています。

隣の駅

長良川鉄道の越美南線において、八坂駅の隣には木尾駅があり、さらに南にはみなみ子宝温泉駅が存在します。

八坂駅は、地域の交通の要所としての役割を果たしており、無人駅であることを活かしたシンプルな構造と、案内看板を利用したユニークな訴求が魅力的な駅と言えるでしょう。

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