八木のぶお

八木 のぶお (ハーモニカ奏者)

八木 のぶお（やぎ のぶお、1952年2月22日 - ）は、日本を代表するハーモニカ奏者の一人です。東京都出身。

経歴

1952年、東京都に生まれる。14歳から独学でブルースハープの演奏を始め、後にクロマティック・ハーモニカを崎元譲に師事しました。1979年には、フュージョングループ「カーティス・クリーク・バンド」を結成し、音楽活動を本格化させます。

八木氏は、TVドラマ『北の国から』『探偵物語』等のテーマ曲や、北野武監督の映画『HANA-BI』のサウンドトラック収録曲（音楽：久石譲）、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」のエンディングテーマ「翼」(詩・曲：武満徹 - 歌：石川セリ) の演奏を担当するなど、幅広い分野でその才能を発揮しています。

1990年頃からは、国内でのライブ活動を精力的に展開し、多くのミュージシャンと共演。また、「ニューオリンズ・ヘリテッジ・ジャズ・フェスティバル」に4年連続で出演するなど、国際的な活動も行っています。ブルース界の重鎮ドクター・ジョン、アメリカのバンド、ネヴィル・ブラザーズ等とのレコーディング・セッションや、外務省後援・国際交流基金主催による東ヨーロッパ・コンサートなど、その活動は多岐にわたります。

サイトウキネンフェスティバル・武満徹メモリアルコンサートでは小室等と共演し、アート・キャンプ白州では舞踏家の田中泯等と共演するなど、ジャンルを超えたアーティストとの交流も積極的に行っています。

2001年には、太鼓ドラマー・ヒダノ修一の呼びかけにより、井上堯之、ミッキー吉野、鳴瀬喜博らと「EnTRANS」(エントランス)を結成。「すべての音楽の入り口となり、やがてトランスしていく」という願いが込められたグループ名のもと、多彩なゲストミュージシャンを迎えながら精力的に活動を続けました。2008年に井上堯之が芸能界引退を発表したことで、約1年後にはメンバー4人による第2期EnTRANSとしての活動が開始されました。同年には、結成から8年間にわたり開催されたライブ音源を収録した2枚組の1stアルバム『We, Us』がリリースされ、2016年には結成15周年を記念した2ndアルバム『Be Our Guest!!』がリリースされました。

主な参加・共演

八木氏は、数多くのアーティストの作品に参加し、共演しています。

土岐英史、難波弘之、鳴瀬喜博等と ″堀井勝美プロジェクト″
サザンオールスターズ″FINAL COUNTDOWN SESSION″「来ればわかる!!」に ″嘉門雄三ブルースクインテット with 八木のぶお″
名古屋″JAZZ IS MY LIFE コンサート″に井上信平、高橋ゲタ夫、中西俊博ら
″坂田明ミジンコクラブコンサート″ に渡辺貞夫、ヤヒロトモヒロ、井上陽水、小室等
石川さゆり青山劇場コンサート
日韓国交正常化50周年記念催事特別公演に、ヒダノ修一バンド
コジ・カナ・ツル（小島良喜、金澤英明、鶴谷智生）″BLUES ALLEY ライブ″
大黒摩季NHKホールコンサート ″HAPPINESS″
上々台風25周年コンサート
ジョー山中 with AMIGO'S（大山大吾郎・田中晴之・山田はるぞう）でライブツアー
小室等、ムッシュかまやつ、森山良子
ミッキー吉野、吉田美奈子、ジョー山中、エディ藩
岩代太郎、渡辺真知子
J.J. MILTEAU(ジャン・ジャック・ミルトー)

グループ参加

ジョー山中 with AMIGO'S
EnTRANS
echos（藤本祐治）
The Low Riders（高橋ゲタ夫・チッコ相馬・羽仁知治・ジョージ平沢）
HARP MADDNESS（KOTEZ・照本史）

作品

八木氏は、自身のアルバムの他、数多くのアーティストの作品にレコーディング参加しています。その参加作品は多岐にわたり、日本の音楽史に名を刻む名盤にも数多く参加しています。

楽譜

テンホールズ ハーモニカ教本 – 全音楽譜出版社 (1998年12月11日)

八木伸夫は、その卓越した演奏技術と幅広い音楽性で、日本のハーモニカ界を牽引する存在として、今後もさらなる活躍が期待されています。

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