八重瀬分屯地

八重瀬分屯地について

八重瀬分屯地（やえせぶんとんち）は、沖縄県島尻郡八重瀬町に所在する陸上自衛隊の分屯地です。正式名称は「JGSDF Vice-Camp Yaese」といい、那覇駐屯地の分屯地として機能しています。この分屯地には、第15高射特科連隊の本部をはじめとする部隊が駐屯しており、南西地域の防衛において重要な役割を担っています。

歴史

八重瀬分屯地は、1973年（昭和48年）4月13日に与座分屯地として発足しました。その後、2006年（平成18年）1月1日に、所在する自治体の合併（東風平町と具志頭村が合併し八重瀬町が誕生）に伴い、現在の八重瀬分屯地へと名称が変更されました。

2010年（平成22年）3月26日には、第1混成団の旅団化に伴い、第6高射特科群の第107高射直接支援隊が廃止され、第15後方支援隊の「高射直接支援中隊」として再編されました。さらに、2014年（平成26年）3月26日には、第6高射特科群が第15高射特科連隊へと改編されました。

駐屯部隊

八重瀬分屯地には、以下の部隊が駐屯しています。

西部方面隊隷下部隊
第15旅団
第15高射特科連隊
第15高射特科連隊本部
本部管理中隊
高射搬送通信中隊
第15後方支援隊
高射直接支援中隊：第15高射特科連隊を支援
西部方面システム通信群
第102基地システム通信大隊
第322基地通信中隊
八重瀬派遣隊
那覇駐屯地業務隊
八重瀬派遣隊
防衛大臣直轄部隊
警務隊
西部方面警務隊
第136地区警務隊
八重瀬連絡班

これらの部隊が連携し、地域の防衛にあたっています。

廃止部隊

第107高射直接支援隊「107高直支」：2010年（平成22年）3月26日に廃止されました。

交通アクセス

八重瀬分屯地へのアクセスには、以下の幹線道路や港湾、飛行場が利用できます。

一般道: 国道331号、国道507号、沖縄県道15号線、沖縄県道54号線
港湾: 那覇港、運天港、金武湾港、中城湾港（重要港湾）
飛行場: 那覇空港（第二種空港）

周辺情報

分屯地の周辺には、八重瀬岳や与座岳などの自然豊かな場所があり、歴史的にも重要な地域です。

関連情報

八重瀬岳
* 与座岳・八重瀬岳の米軍基地

まとめ

八重瀬分屯地は、沖縄県南部の防衛において重要な役割を果たす自衛隊の拠点です。その歴史は与座分屯地時代から長く、幾多の変遷を経て現在の形に至っています。駐屯する部隊は、最新の装備と高い練度を誇り、地域の平和と安全に貢献しています。

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