六甲アイランドフェリーターミナル

六甲アイランドフェリーターミナル：神戸港の玄関口

六甲アイランドフェリーターミナルは、神戸港に位置する重要な旅客船ターミナルです。1988年3月の運用開始以来、多くのフェリーが行き交い、神戸港の玄関口として重要な役割を担っています。

多数のフェリー会社が利用する3つのバース

本ターミナルは、六甲アイランドの北東部に位置し、3つのフェリー専用バースを備えています。それぞれのバースは、異なるフェリー会社に貸与されており、各社専用のターミナルビルが設置されているのが特徴です。その規模は、国内最大級の阪九フェリーターミナルなど、実に様々です。鋸刃状に配置されたバースは、効率的なフェリーの入出港を可能にしています。

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では大きな被害を受け、一時使用停止となりましたが、同年8月1日に復旧。その後も、安全性の向上に努めながら、現在も多くの旅客を乗せて多くのフェリーが行き交っています。

各バースの詳細

RF1（第1バース）: 水深7.5m、岸壁延長193m。フェリーさんふらわあ（旧ダイヤモンドフェリー）が使用しており、2階建てのターミナルビルは、同社と関連企業のオフィスが入居する「商船三井さんふらわあビル」として活用されています。神戸～大分航路で活躍しています。
RF2（第2バース）: 水深9.0m、岸壁延長266m。阪九フェリーが使用しており、国内最大級のターミナルビルを誇ります。同社の登記上の本店もこのターミナルビル内に置かれています。神戸～新門司航路で活躍しています。
RF3（第3バース）: 水深8.5m、岸壁延長238m。四国開発フェリー（四国オレンジフェリー）が使用しています。かつては淡路フェリーも使用していました。神戸～新居浜航路で活躍しています。

アクセス方法

六甲アイランドフェリーターミナルへのアクセスは、以下のとおりです。

六甲ライナー: アイランド北口駅からバスで約5分、徒歩で約18分。
阪神本線・阪急神戸線: 御影駅からバスで約20分。
JR神戸線: 住吉駅からバスで約15分。

フェリーの出入港時刻に合わせて、神戸フェリーバスが運行されています。アイランド北口駅からの利用は無料ですが、御影駅や住吉駅から利用する場合は、運賃が必要です。（令和4年4月現在、大人230円、小人120円。交通系ICカードは利用できません。）

近隣の旅客ターミナル

六甲アイランドフェリーターミナルの近隣には、神戸ポートターミナル、高浜旅客ターミナル、神戸三宮フェリーターミナル（旧・新港フェリーターミナル）、中突堤旅客ターミナル、中突堤中央ターミナル、神戸空港海上アクセスターミナルなど、多くの旅客ターミナルがあります。

過去の旅客ターミナル

過去には、東神戸フェリーセンターや六甲船客ターミナルなども存在していました。

六甲アイランドフェリーターミナルは、神戸港におけるフェリー交通の要として、今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

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