神戸空港海上アクセスターミナル

神戸空港海上アクセスターミナル：神戸空港と関西国際空港を繋ぐ水上の玄関口

神戸空港海上アクセスターミナルは、兵庫県神戸市中央区にある神戸空港（神戸空港島）に位置する、旅客船専用のターミナルです。ターミナルビル内には、ターミナル運営会社である株式会社OMこうべ海上アクセス事業部が入居しています。

このターミナルの特徴は、大型の浮桟橋を備えている点にあります。この浮桟橋は、関西国際空港行きの高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」の発着拠点として重要な役割を果たしています。快適な船旅で、神戸空港と関西国際空港間の移動をスムーズにサポートします。

また、2012年6月30日までは、神戸港の中突堤中央ターミナルとを結ぶ航路「ヴィラジオ・イタリア」もこのターミナルから発着していました。この航路は、観光客やビジネス客に利用され、神戸と港町の魅力を繋ぐ役割を担っていました。

アクセス方法とターミナル施設

アクセスの便も抜群です。ポートライナー神戸空港駅から徒歩5分、または無料の連絡シャトルバスで約2分と、神戸空港ターミナルビルから至近距離にあります。三宮駅からはリムジンバス（約330円）で約30分です。

ターミナルビルは、主に2階と1階で構成されています。2階には株式会社OMこうべ海上アクセス事業部と神戸市みなと総局臨海整備事務所が入居し、ターミナル運営と港湾整備に関する業務が執り行われています。1階には、ターミナル受付や加藤汽船神戸空港事務所などが入っており、旅客の利便性を高めるための施設が充実しています。

神戸港の他の旅客ターミナルとの位置づけ

神戸空港海上アクセスターミナルは、神戸港に数多く存在する旅客ターミナルの中でも重要な位置を占めています。近隣には、神戸ポートターミナル、新港フェリーターミナル、高浜旅客ターミナル、中突堤旅客ターミナル、中突堤中央ターミナル、六甲アイランドフェリーターミナルなどがあり、それぞれのターミナルが異なる航路や役割を担い、神戸港の国際的なハブとしての機能を支えています。

過去には、東神戸フェリーセンターや六甲船客ターミナルといった旅客ターミナルも存在していましたが、現在は廃止されています。これらのターミナルの歴史も、神戸港の発展の歴史を物語っています。

まとめ

神戸空港海上アクセスターミナルは、神戸空港と関西国際空港を結ぶ重要な交通拠点です。大型浮桟橋、アクセス性の良さ、そして充実した施設により、快適な船旅を提供しています。神戸港の他のターミナルと連携しながら、神戸の国際的な玄関口としての役割を担い続けています。今後ますますの発展が期待されるターミナルです。

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