六甲船客ターミナル

六甲船客ターミナルの概要

六甲船客ターミナル（ろっこうせんきゃくターミナル）は、兵庫県神戸市東灘区の六甲アイランドに位置するターミナルです。1990年に開設され、主に旅客と貨物の両方を扱う一体型の施設として設計されました。このターミナルは、六甲アイランドフェリーターミナルに隣接しており、周辺にはフェリーバースやトランパーバースがあります。

交通アクセス

六甲船客ターミナルへのアクセスは、兵庫県内の主要交通機関を利用することで非常に便利です。神戸フェリーバスは、定期的にターミナルと各主要駅を結ぶ連絡バスを運行しており、以下の駅からのアクセスが可能です：

• - 六甲ライナー アイランド北口駅：連絡バスで約10分の距離
• - 阪神本線 御影駅：約20〜30分で到着
• - JR神戸線 住吉駅：所要約25分

なお、船客ターミナルからアイランド北口駅までの区間は無料で利用できます。

発着航路

当初、ターミナルではマルエーフェリーの阪神沖縄航路が運航されていました。この航路は、神戸港の六甲船客ターミナルを起点として、大阪南港や志布志港、さらには奄美大島や沖縄の那覇新港へと向かっていました。航路は週に1〜2便の頻度で運行されていましたが、2017年10月11日をもって、マルエーフェリー阪神航路の旅客営業は終了しました。

現在の利用状況

旅客設備が閉鎖された後も、六甲船客ターミナルはRO-RO船（トレーラーがそのまま積載できる船）専用の発着場所として引き続き使用されています。しかし、ターミナル本館は2022年に解体され、機能は近隣の「六甲アイランドOP上屋」に移されています。

周辺施設

六甲船客ターミナルの周辺には、複数の旅客船ターミナルが存在します。これらのターミナルには、神戸ポートターミナル、新港フェリーターミナル、高浜旅客ターミナル、中突堤旅客ターミナルなどがあり、いずれも神戸エリアでの海上交通における重要な拠点です。また、神戸空港海上アクセスターミナルや、近隣の六甲アイランドフェリーターミナルも利用者に便利な選択肢を提供しています。

結論

六甲船客ターミナルは、神戸港における海上輸送の一端を担い、旅客と貨物の利便性を高めてきた重要な施設でした。現在はその機能が変更され、他のターミナルと連携しながら新たな役割を果たしています。

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