六谷山

六谷山（ろくたんやま）

六谷山は、岐阜県飛騨市と富山県富山市の境界に位置する標高1398mの山です。山頂には一等三角点が設置されており、富山の百山の一つに数えられています。この山は、その豊かな自然と素晴らしい眺望で登山者たちを魅了しています。

地理と特徴

六谷山は、神通川の支流である長棟川の源流付近に位置しています。山頂からは、富山平野の広大な景色や、雄大な飛騨山脈の山々を一望することができ、その眺望の良さは特筆すべき点です。山頂には一等三角点が設置されていることも特徴の一つです。

稜線部には、ナナカマドやウラジロヨウラク、チシマザサ、ブナなどの多様な植物が自生しており、豊かな自然環境を形成しています。また、一部にはダケカンバも見られます。山野草としては、イワカガミやアカモノ、ササユリなどが自生しており、四季折々の美しい姿を楽しむことができます。

山名の由来

六谷山の名前は、この山を源とする谷が多いことに由来すると言われています。谷の数を「六」と数えたことが、山名「六谷山」の由来となっています。

登山

六谷山への登山は、飛越国境の峠の一つである茂住峠の林道から登山道に入ります。茂住峠の頂上には駐車場が整備されており、ここから登山を開始することができます。登山道は整備されているものの、自然の中を歩くため、適切な装備と注意が必要です。

参考文献

『富山県山名録』 桂書房
『富山の百山』 北日本新聞社

関連項目

富山市
飛騨市

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