兵庫県道473号広田洲本線

兵庫県道473号広田洲本線

概要

兵庫県道473号広田洲本線は、兵庫県南あわじ市広田広田を起点とし、洲本市栄町二丁目に至る一般県道である。本路線は南あわじ市と洲本市を結ぶ地域幹線道路の一つであり、総延長は6.824キロメートルとなっている。

起点：南あわじ市広田広田（広田交差点、国道28号接続）
終点：洲本市栄町2丁目（栄町二丁目交差点、兵庫県道76号洲本灘賀集線接続、兵庫県道534号畑田組栄町線終点）

路線状況

起点の広田交差点（南あわじ市広田広田）から、本路線は当初東方向へ進路をとる。沿線には緑郵便局や南あわじ市立の広田小学校・広田中学校などが位置しており、これらの施設を左手に眺めながら緩やかな上り坂を進むと、やがて洲本市の区域に入る。この区間は概ね二車線の幅員が確保されており、比較的円滑な通行が可能である。

洲本市に入り、金屋地区や大野地区に進むにつれて道路の状況は変化する。この一帯では道路幅員が約1.5車線程度となり、対向車との行き違いが困難な箇所が出現する。この付近から、本路線は概ね北方向へと進路を変える。

洲本市宇原地区に入ると、再び二車線の比較的走行しやすい道路となる。途中からは、右手に洲本川の支流である樋戸野川が姿を見せ、本路線はこの河川と並行するように進む区間が続く。この周辺は、洲本市民グラウンドや洲本市立市民交流センターといった公共施設が集積している。また、川沿いには桜が植樹されており、春の開花期には美しい景観を楽しむことができる。

ローソン（現在は閉店）や洲本市立青雲中学校が左手に見えるあたりから、再び道路幅員が狭まる箇所が見られる。この付近の沿道にはスーパーマーケットなども立地しており、特定の時間帯には交通量が増加し、混雑が生じやすい状況となる。

淡路信用金庫が左手にある三差路、通称「中島交差点」において、兵庫県道474号下内膳物部線と交差する。この交差点は交通信号機が設置されているが、接続する三方向いずれの道路も幅員が狭いため、特に日中の混雑が顕著となる傾向がある。中島交差点を直進せず、ここから本路線は樋戸野川を渡る橋を越え、左手奥に見える淡陽信用組合の赤い看板の手前にある別の三差路で左折する。この交差点には交通信号機や進路を示す標識は設置されていない。

千草川を渡る常盤橋を越え、一灯式の交通信号機を通過すると、道路幅員がさらに狭小化する。徳島銀行洲本支店を右手に見てすぐに常盤交差点に出る。この常盤交差点を左折し、「塩屋筋」と呼ばれる通りを進むと、最終的に栄町二丁目交差点で兵庫県道76号洲本灘賀集線と交差し、終点となる。終点付近の右手奥にはイオンスタイル洲本がある。近年の兵庫県道76号のルート変更に伴い、常盤交差点から栄町一丁目交差点の間（東から西への一方通行区間）は兵庫県道から洲本市道に変更された一方、代わりに常盤交差点から栄町二丁目交差点までの塩屋筋の一部区間が洲本市道から兵庫県道に指定変更された経緯がある。

本路線は、洲本市宇原地区から終点の栄町二丁目交差点までの区間において、兵庫県道534号畑田組栄町線と重複している。また、中島交差点から常盤交差点までの区間には、大型車（マイクロバスは除く）は常盤交差点から中島交差点への一方通行規制が設けられている。このため、かつてこの路線を運行していた淡路交通の路線バス（大野線）は、宇原・大野方面へ向かう際は栄町一丁目交差点、常盤交差点、中島交差点の順に通行したが、洲本方面へ戻る際は中島交差点を左折し、新加茂橋を経由して洲本方面へ向かう迂回経路をとっていた。

重複区間

兵庫県道534号畑田組栄町線（洲本市宇原 - 洲本市栄町2丁目・栄町二丁目交差点（終点））

通過自治体

南あわじ市
洲本市

主な交差道路

国道28号（広田交差点）
兵庫県道474号下内膳物部線（中島交差点）
兵庫県道534号畑田組栄町線（宇原 - 終点間で重複）
兵庫県道76号洲本灘賀集線（栄町二丁目交差点、終点）

沿線施設

緑郵便局
南あわじ市立広田小学校
南あわじ市立広田中学校
洲本市立大野小学校
洲本市スポーツセンター
洲本市立青雲中学校
イオンスタイル洲本

もう一度検索