内江駅

内江駅 (ないこうえき)

内江駅は、中華人民共和国四川省内江市市中区壕子口に位置する中国国鉄成都鉄路局が管轄する駅です。四川省の内江市における鉄道交通の要衝であり、周辺地域の発展に大きく貢献しています。

所属路線

内江駅は、以下の2つの重要な鉄道路線に接続しています。

成渝線: 成都駅を起点とし、重慶駅へと至る路線です。内江駅は成都駅から219km、重慶駅まで285kmの地点に位置します。
内昆線: 内江駅を起点とし、昆明駅へと至る路線です。六盤水駅を経由し、全長915kmに及びます。

これらの路線は、内江駅を介して中国各地と結びついており、旅客と貨物の輸送において重要な役割を果たしています。

駅構造

内江駅は地上駅であり、以下の構造を有しています。

単式ホーム1面
島式ホーム1面
駅舎とホーム間の地下道
旅客線3本
貨物線9本

駅構内には、貨物扱い設備と操車場（橫向橫列式一級二場、発着線9本、仕分け線12本）も設けられています。これらの設備により、内江駅は旅客輸送だけでなく、貨物輸送の拠点としても機能しています。

利用状況

内江駅は、現在も多くの旅客と貨物を取り扱っています。2010年3月現在、各種別を含め毎日30数本の旅客列車が発着しており、貨物についても少量の発着と列車組成が行われています。近年、高速道路の発達により旅客数は減少傾向にありますが、依然として重要な駅としての地位を保っています。

歴史

内江駅は、中国の鉄道史と共に歩んできました。

1951年: 建設開始
1951年12月6日: 成渝線が重慶から内江まで開通
1951年12月20日: 重慶～内江間の臨時運営開始
1952年7月: 成渝線全線が開通し、号志口駅として運営開始 (当時は五等駅)
1958年: 拡張工事開始、内宜支線（後の内昆線の一部）が宜賓まで開通
1961年9月5日: 拡張工事が完成し、二等駅に
1965年: 号志口駅から内江駅に改名
1970年10月: 第二次拡張工事開始
1974年2月: 第二次拡張工事が完成
1986年12月: 拡張した新駅舎を建設開始
1989年10月: 一等駅に
1991年年末: 新駅舎等の工事が完成し使用開始
1995年: 成渝高速道路が全線開通。内江駅の発展はピークを迎え、一日あたり貨物列車171本、旅客列車44本が発着。
2002年: 内昆線が全通し、内江駅は枢軸的地位を回復
2006年: 遂渝線が開通。成都～重慶間の大部分の旅客列車は達成線と遂渝線経由で運行される様になったが、貨物列車の量は変わらず。一日あたり貨物列車180本前後、旅客列車22本が発着。

隣の駅

成渝線: 史家郷駅 - 内江駅 - 内江東駅
内昆線: 内江駅 - 内江南駅

内江駅は、長年にわたり地域の発展を支えてきた重要な鉄道駅です。今後も、中国の鉄道ネットワークにおいて重要な役割を果たし続けることが期待されます。

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