加那子という女

加那子という女

『加那子という女』は、1973年4月から6月にかけて日本テレビ系列で放送されたテレビドラマです。丹羽文雄の小説『一路』を原作とし、火曜劇場の第1作として、全13回にわたり放送されました。

概要

物語は昭和13年（1938年）から始まり、太平洋戦争前後の時代を舞台に、主人公・加那子の25歳から54歳までの半生を描いています。加那子は、一流の客をもてなす老舗割烹旅館「煙波楼」で女中頭として働いていました。真面目に生きてきた彼女は、やがて愛を知り、伏木好道と結婚します。しかし、梅村悠良との不倫に悩み、さらに加那子の息子と不倫相手である悠良の娘との愛が絡み合い、運命は悲劇へと向かっていきます。

このドラマは、一人の女性の愛と苦悩、そして時代の波に翻弄されながらも強く生きる姿を描いたロマン作品です。

主要な登場人物

加那子：新珠三千代
主人公。老舗割烹旅館「煙波楼」の女中頭。
伏木好道：仲谷昇
加那子の夫。
しげ：木暮実千代
女中・久子：山岸映子
梅村悠良：加山雄三
加那子の不倫相手。
春然尼：阪口美奈子
きぬ：堀越節子
加那子の母。
おとき：菅井きん
鸞堂：加藤武
お清：本山可久子
伏木得之：中島久之
加那子と好道の次男。
伏木聡：川代家継（第8話）→ 水谷豊（第9話以降）
加那子と好道の次男。
のぶ子：仁科明子
加那子と梅村悠良の娘。
多津：日高澄子
夏川大二郎
岩崎加根子
黒川：河津清三郎
戸浦六宏
加東：清水将夫

スタッフ

原作：丹羽文雄（「一路」）
脚本：鈴木尚之
演出：嶋村正敏
音楽：内藤孝敏
オープニングナレーター：川久保潔
演出補：雨宮望、水島総
プロデューサー：増田善次郎、山本時雄、林喜昭
技術協力：東通
スタジオ：日比谷スタジオ
制作：日本テレビ、東宝株式会社
提供：タイガー魔法瓶、花王石鹸他

関連項目

* 火曜劇場

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