務田駅(むでんえき)について
務田駅は、
愛媛県宇和島市三間町迫目にある、
四国旅客鉄道(JR四国)
予土線の駅です。駅番号はG45で、標高は149.2mです。
予土線の中でも特に風光明媚な場所に位置しており、鉄道ファンにも人気の高い駅です。
駅のロケーションと特徴
務田駅は、
伊予宮野下駅と北
宇和島駅の間に位置しています。隣の
伊予宮野下駅とはわずか0.9kmしか離れていませんが、北
宇和島駅との間は6.3kmあり、その区間は
予土線最大の難所として知られています。半径160mの急カーブや最大30.0‰の急勾配が連続し、列車はゆっくりと進みます。その分、車窓からは壮大な景色を眺めることができ、乗客を楽しませてくれます。
歴史
務田駅は、
1914年(
大正3年)
10月18日に宇和島鉄道の駅として開業しました。その後、
1933年(
昭和8年)
8月1日に宇和島鉄道が国有化され、国鉄の駅となりました。
1956年(
昭和31年)
12月1日には貨物取扱が廃止され、
1971年(
昭和46年)
11月8日には荷物扱いも廃止されて
無人駅となりました。
1987年(
昭和62年)
4月1日の
国鉄分割民営化に伴い、JR四国の駅となりました。開業から100年以上が経過していますが、地域の人々にとって大切な駅として存在し続けています。
駅の構造
務田駅は、単式ホーム1面1線を有する
地上駅です。駅舎はなく、
二名駅や大内駅などと同様のデザインの待合室が設置されています。
無人駅のため、駅員はいません。
利用状況
務田駅の1日の平均乗降人員はそれほど多くはありませんが、地域住民の生活を支える大切な交通機関として利用されています。
駅周辺
務田駅周辺には、以下の施設があります。
窓峠:近くの峠。
四国霊場第四十一番札所龍光寺:駅から約800mの場所にあります。
四国霊場第四十二番札所佛木寺:駅から約4kmの場所にあります。
松山自動車道三間IC:高速道路のインターチェンジです。
道の駅みま:地域の特産品などを販売しています。
畦地梅太郎記念美術館:版画家である畦地梅太郎の作品を展示しています。
井関邦三郎記念館:地域の偉人である井関邦三郎の功績を記念した施設です。
隣の駅
四国旅客鉄道(JR四国)
■予土線
伊予宮野下駅 (G44) -
務田駅 (G45) - 北
宇和島駅 (G46)
参考資料
川島令三『全国鉄道事情大研究 四国篇』草思社、2007年8月17日、324-330頁。ISBN 978-4-7942-1615-1。
関連情報
日本の[[鉄道駅]]一覧
外部リンク
*
務田駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道