北九州高速道路

北九州高速道路の概要

北九州高速道路（きたきゅうしゅうこうそくどうろ）は、福岡県北九州市エリアに広がる有料の自動車専用道路です。この道路は福岡北九州高速道路公社によって建設・運営されており、指定都市高速道路の一部として位置付けられています。合計で約49.5kmの長さを持ち、多くの利用者に便利な交通手段を提供しています。

一般的には「北九州高速」や「北九州都市高速」、または「都市高」と略称されることが多いです。英語では「URBAN EXPWY」と表記され、地域の重要な交通網を支えています。北九州都市高速道路は高規格道路として計画され、北九州市道として法律上も位置付けられています。

路線について

北九州高速道路には、以下の主要な路線が存在します：

1. 北九州高速1号線：長野出入口から下到津出入口までの9.4km。接続するのは九州自動車道です。
2. 北九州高速2号線：小倉駅北出入口から若戸出入口までの4.3km。若戸大橋や若戸トンネルに接続しています。
3. 北九州高速3号線：愛宕JCTから東港JCTまでの0.9kmの区間です。
4. 北九州高速4号線：春日出入口から金剛出入口までの31.8km。関門橋や九州自動車道と接続しています。
5. 北九州高速5号線：枝光出入口から大谷出入口までの2.4km。黒崎バイパス（国道3号）と接続しています。

特筆すべきは、2号線と5号線の間が都市計画道路戸畑枝光線として事業化されている点です。また、若松区にはいずれの路線も通っていないため、その点も地域特性を反映しています。

通行料金

北九州高速道路は全線均一な料金体系を設けており、通行料金は以下の通りです（2019年10月1日現在）：

• - 普通車: 520円
• - 大型車: 1,050円

2008年より、全ての料金所においてETCによる無線通行が可能となりました。ETC利用者には、通行時間帯に応じた割引が適用され、平日昼間の料金は普通車520円、大型車1,050円です。一方、土曜の昼間はそれぞれ510円、1,000円となり、夜間はさらに割引があり、普通車は500円、大型車は950円となります。日曜・祝日もさらに安く、普通車480円、大型車950円が課せられます。

また、ETCを使って戸畑出入口と枝光出入口の間を90分以内に乗り継いだ場合、追加料金は発生しません。これに加え、2010年以降は利用者増を狙って、特にランプ1区間のみの使用で料金を大幅に引き下げる社会実験が行われています。ただし、これにはETC利用車のみが対象です。

料金認可の詳細

北九州高速の認可対象延長距離は49.5kmで、初めての供用から62年8ヶ月後、2043年7月12日に償還が終了する予定です。認可日時は2008年10月24日で、換算起算日は1993年7月14日です。これにより、地域経済の発展と交通利便性の向上が期待されています。

参考情報

この道路は有料道路の一種であり、都市高速道路の中でも特に交通量が多い地域です。福岡高速道路とも関連があり、九州地方全体の交通ネットワークの一翼を担っています。また、一般路線バスも運行されており、公共交通の充実にも寄与しています。福岡北九州高速道路公社の公式サイトでは、さらなる詳細情報が提供されています。

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