北海道立旭川高等看護学院

北海道立旭川高等看護学院の概要

北海道旭川市に位置する北海道立旭川高等看護学院は、1973年に設立された専修学校です。この学院は、看護・助産・地域看護ングに特化した学科を設置し、専門的な知識や技術を習得できる場を提供しています。2023年4月には開学50周年を迎え、地域に根差した医療人の養成に貢献してきた歴史を誇ります。

学院の特徴

近年、同学院においては各学科が国家試験において非常に高い合格率を維持しており、2020年度には保健師、助産師、看護師のいずれの国家試験でも現役合格率が100%を達成しました。また、旭川市内を中心に道内の主要病院への就職も多く、地域看護学科に所属する学生は保健師の需要が減少する中、看護師としての職を選ぶ傾向にあります。

特に看護学科においては、志願倍率が3.9倍という高水準を示しており、旭川市内の看護専修学校では最も人気のある志望先となっています。

学校の沿革

北海道立旭川高等看護学院は、1973年に旭川大学女子短期大学部の校舎の一部を借りて開校しました。1979年には新校舎が完成し、1983年には助産婦科が設置されました。さらに1987年には保健婦科が新たに設けられ、2002年には教育内容の見直しが行われ、学科名変更が実施されました。これにより、地域看護学科、助産学科、看護学科が設置されることになりました。

学科の紹介

• - 地域看護学科（1年制・昼間・定員30名）

保健師国家試験受験資格を取得できる学科で、教育職員免許に関する単位も必要です。

• - 助産学科（1年制・昼間・定員20名）

助産師国家試験受験資格を取得できる学科であり、受胎調節実地指導員の資格取得も目指します。

• - 看護学科（3年制・昼間・定員40名）

看護師国家試験受験資格を取得し、専門士称号も授与されます。

各学科の定員の20%（助産学科は30%）は推薦入学試験を通じて募集されています。

立地とアクセス

学院は旭川市緑が丘東に位置し、JR富良野線の西御料駅から徒歩で約20分、または旭川電気軌道のバスを利用して「旭川医大前」で下車後、徒歩3分でアクセス可能です。この立地は、都市圏へのアクセスが良好であり、学生生活に便利な環境を提供しています。

取得できる資格

### 地域看護学科
- 保健師国家試験受験資格
- 養護教諭二種普通免許申請資格
- 衛生管理者免許申請資格

### 助産学科
- 助産師国家試験受験資格
- 受胎調節実地指導員認定申請資格

### 看護学科
- 看護師国家試験受験資格
- 専門士称号
- 大学編入学受験資格

このように、北海道立旭川高等看護学院は多岐にわたる専門的な教育を通じて、地域の医療人材の育成に寄与し続けています。

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