北5条手稲通

北5条手稲通

北5条手稲通は、札幌市中央区から手稲区に至る都市計画道路です。区間によって札幌市道、北海道道124号宮の沢北一条線、そして国道5号という異なる道路の顔を持ちます。

路線データ

起点: 札幌市中央区北5条東3丁目（東3丁目通交点）
終点: 札幌市手稲区星置南2丁目（小樽市境界）

歴史

かつて「札樽国道」と呼ばれたこの通りは、札幌と小樽を結ぶ大動脈でした。1972年の札幌オリンピック開催に伴い札樽自動車道（現在の札樽自動車道の一部区間）が建設されるまでは、札幌—小樽間を結ぶ唯一の幹線道路として重要な役割を担っていました。

その歴史は古く、1798年（寛政10年）に開削されましたが、道路としての形を整えたのは1857年（安政4年）のことです。1873年（明治6年）には、小樽—銭函—札幌間の開削道路が完成しました。その後、交通量の増加に対応するため、1935年（昭和10年）に拡幅と直線化が行われ、1953年（昭和28年）には完全舗装や橋の永久橋化が進められ、1984年（昭和59年）にほぼ現在のルートが完成しました。宮の沢以南の一部区間は、札幌オリンピック開催に伴う札幌新道（一部区間）と創成川通の整備により、国道から道道へと変更されました。

路線状況

北5条手稲通は、以下の区間によって管理区分が異なります。

北海道道124号宮の沢北一条線（札幌市中央区北5条西25丁目 - 札幌市西区宮の沢1条3丁目）
国道5号（札幌市西区宮の沢1条3丁目 - 終点）

道路施設（国道区間）

追分橋 (5.78 m)
新中の川橋 (42.20 m)
三樽別橋 (10.42 m)
軽川橋 (6.40 m)

地理

起点から国道5号（創成川通）までの街区は北5条東と呼ばれ、創成川東の区域に位置しています。1丁目から3丁目までが存在し、郵便番号は060-0035です。ここは中央区の北端にあたり、北5条東4丁目以東は東区となります。

国道5号（創成川通）以西の街区は北5条西と呼ばれ、1丁目から24丁目までの郵便番号は060-0005、25丁目から29丁目が064-0825です。北5条手稲通は西24丁目・25丁目交差点で北西方向に曲がるため、西26丁目から29丁目までは山の手通となります。北5条手稲通は札幌駅南口の正面を通っており、沿道には商業施設や銀行、ホテルなどが立ち並んでいます。

交差する道路

市道区間

国道5号（創成川通）
北海道道18号札幌停車場線（札幌駅前通）
西5丁目樽川通
北海道道452号下手稲札幌線（石山通）
福住桑園通
桑園発寒通
二十四軒手稲通

道道区間

北海道道124号宮の沢北一条線（西25丁目通）
北海道道453号西野白石線（山の手通）
環状通
北海道道89号札幌環状線（宮の森北24条通）
北海道道276号琴似停車場線（琴似栄町通）
手稲左股通
新琴似通
北海道道82号西野真駒内清田線（西野屯田通）

国道区間

国道5号（札幌新道）
札樽自動車道札幌西IC
主要市道9902号南19条宮の沢線（北1条宮の沢通）
北海道道128号札幌北広島環状線（追分通）
富丘通
札幌市主要地方道9905号手稲インター線（手稲山麓通） → 札樽自動車道手稲IC
北海道道44号石狩手稲線（石狩手稲通）
曙通
曲長通
二十四軒手稲通

参考文献

『さっぽろ文庫』 58 札幌の通り、[札幌市]]. [https://www.city.sapporo.jp/kobunshokan/kankobutsu/bunko/。2017年2月20日閲覧。

関連項目

札幌市内の通り

外部リンク

札幌開発建設部
札幌建設管理部
建設局／札幌市

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